留学生のためのアメリカ大学キャンパス訪問記:ユニークな景観が際立つUniversity of San Diego
皆さま、こんにちは! ボストンオフィスです。
今回と次回の訪問記は、カリフォルニア州サンディエゴの大学についてお送りします。
サンディエゴ市街にほど近い、丘の上のキャンパス
今回ご紹介するのは、 University of San Diego です。
University of San Diego (USD) は、Undergraduate(大学)の学生数が6,000人弱の中規模私立総合大学です(Graduate(大学院)を含めた全体では8,000人超)。
少し間違えやすいのですが、University of California, San Diego (UCSD) や San Diego State University (SDSU) はカリフォルニア州の州立大学で、私立の University of San Diego とは別の大学です(なお、SDSU については、改めて訪問記をお送りします)。
University of San Diego は、サンディエゴの中心地から車で15分程度の丘の上にあります。また、南に30分ほどドライブするとメキシコ国境です。
独特で美しいキャンパス
この大学を訪問してまず印象に残ることは、そのキャンパスの美しさです。
アメリカの大学というと、私立大学では赤レンガ造りの建物と芝生に木々といったキャンパスを想像する方が多いと思います。実際、そうしたキャンパスが多いと思います(最近ではモダンな雰囲気のキャンパスも増えた気がしますが)。
University of San Diego では、建物は赤レンガでもなくモダンでもなく?、ヨーロッパ調で統一されていました(大学のホームページには、”Beautiful 16th century Spanish Renaissance architectural style” とあります)。
これほどスペイン調?の建築物で統一されている大学はUniversity of San Diego のほか多くないと思います。高台のパティオからは海を見下ろす景色も楽しめ、どことなくリゾートな雰囲気です。
建物内部もたくさん見せていただきましたが、外観のみならず内部のインテリアや置物にもきめ細かく目が行き届いており、大学のキャンパスに対するこだわりを感じ取ることができました。
もっとも、キャンパスの雰囲気については、多分に好みの問題ですし、テンションが上がる人が入れば、逆に、勉強やキャンパスライフの本質とは関係ないと捉える方もいますね。
Traditional なキャンパスの雰囲気がより好きという人もいると思いますし、いずれにしても気になる方は大学ホームページやGoogle の画像等でチェックしてみて下さい。
国際色豊かな学生たち
キャンパスに関する話が長くなりましたが、留学生情報としては、全体で70以上の国から600人以上の留学生が在籍しており、とてもインターナショナルな大学だと思います。
また、場所柄ラテン系の学生も多いと思うので、スペイン語に興味のある方にはよい環境かもしれませんね。
なお、日本人留学生の数については、学校として正確な数字を把握していないそうです(特に大きめの大学では、Ethnicity 別には把握していても、国籍別の人数は把握していないことが多くあります)。
スポーツの実績も豊富
キャンパスの敷地は州立大学ほどの広さはありませんが、キャンパスの一角には野球場、サッカー場、ジム等の施設がとても充実していました。
一般にプロスポーツ選手の出身校はマンモス大学が多いなか、University of San Diegoは野球、バスケ、サッカー等で多くのプロ選手を輩出してきています。こうした実績からもスポーツにもとても力を入れていることが伺えますね。
University of San Diegoに興味のある方は、大学に問い合わせてみて下さい。
ちょっと寄り道:NAFSAについて
今回と次回にご紹介する大学キャンパスへは、今年の夏にサンディエゴで開催されたNAFSA と呼ばれる国際教育機関のフェアに参加するためにサンディエゴを訪れた際に訪問してきました。
NAFSA とは、全米の大学(International Office/Admissions Office)を中心に、国際教育にかかわる団体・機関等のメンバーで構成される国際教育団体(Association of International Educators)です。
NAFSA は、毎年1回持ち回りでアメリカのどこかの都市のConvention Center 等で、国際教育に関連する情報交換等を目的とした巨大なフェアを開催しております。
当研究所もこのフェアに毎年参加して情報収集に努めております(以前は当研究所もブースを出して、日本の視点からの留学事情等を発信していましたが、近年はどちらかというと情報入手に力を入れております)。
このフェアは、去年はミズーリ州のセントルイスで開催され、今年はサンディエゴで開催されました。来年は当オフィスの地元ボストンで開催されます。
このフェアにはアメリカ人学生に来てほしい(またはアメリカに留学生を送り出したい)アジア、ヨーロッパ、南米、南アフリカなど各地域や国の大学もブースを出しており、それらブースの数や大きさ等から、大学の国際化に対する国や大学の熱意を感じとることができます。日本からも 数多くの私立大学がブースを出しており、アジアでは韓国と並んでとても活気がありました。
また、毎年このフェアでは、全米各地の大学のAdmissions Office の担当者が集結するため、皆さんの出願手続き等に関して当研究所とやり取りをしたことがある方とも多く遭遇します。メールや電話では何度も連絡を取り合っているのに、実際に会うのは初めてというケースもあったりして、とてもおもしろいものです。
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