留学生の友達づくり(第1回):自己主張が大事
みなさんこんにちは!
アメリカに留学して友達ができるだろうか、どのように人間関係を築けばいいのだろうか。漠然と不安に感じている人は多いのではないでしょうか。
この投稿(全3回)ではこれからアメリカで学生生活を始める皆様に少しでも参考になればと思い、アメリカでの友達づくりについて書いてみます。とはいえ、地域や年齢、職種、その他の様々な要素を無視して「日本の人はこういう人!」と紹介できないのと同様、私がここで書く内容も私自身の経験や主観に影響されていることを前もって申し上げます。
1.立場は異なっても対等な関係=自己主張が大事
アメリカを旅行された経験がある方は、向こうの店員さんとのやり取りにどのような印象をもちましたか。
まるで知人であるかのようなフレンドリーな言葉に親しみを覚えたり、ジョークに微笑んだりした経験が多いことと思います。それと同時に、お客が行列していても、マイペースにレジを打つ店員に苛立った経験はありませんか。
あるいは、レストランで注文の間違いを指摘した際に、逆にこちらの言い方が不明瞭だと口答えされたなどという経験もあるのではないでしょうか。
客と店員の例からもわかるように、アメリカでは「対等な関係性」がお付き合いの根底にあるため、お互いの社会的立場は認識しながらも、個人対個人としての在り方が人間関係に強く影響します。
ここで大切なのが、恥ずかしがらずに自己主張をすることです。日本であればお互いの立場や状況を総合して「大体こうあるべき」という暗黙の了解を察することが「大人」であり、敢えて言葉にすると粗野な印象を与えかねません。
しかし、日本流の「空気の読み方」をアメリカ人に期待すると誤解が生じます。自分が何を考えていて、どうしたいと思っているのか、相手に理解してもらうことが必須です。
友人やルームメイトについても同じことが言えます。問題解決の時だけでなく、嬉しい出来事や感謝の気持ちも、どんどん言葉にして共有してみてください。
「この状況なら言わなくてもわかるはず」という思い込みは良くありません。自分の性格と違うのだけど・・・と違和感を覚える方もいるでしょうが、まずは思ったことを伝える練習が大切です。相手の話に耳を傾けながらも自分の意見を投げ返してみましょう。
日本でも同じですが、盛り上がる会話というのは一種の共同作業です。自分は思ったことを相手に伝えているのに、相手がただ相槌を打つばかりでは、会話が味気ないものになり友好関係もなかなか深まらないですよね。(第2回へ続く)
著者プロフィール:
まさ
慶應義塾大学経済学部を自主退学。栄陽子留学研究所を経てHaverford Collegeへ編入、卒業。言語学専攻・スペイン語副専攻。その後Harvard Universityにて国際教育政策修士号を取得し、アルゼンチン及び日本の教育現場での職務経験を経たのち、現在はUniversity of California, Los Angeles文化人類学博士課程に在籍中。
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