留学先の食事事情
前回食事の話が出ましたので、留学先のアメリカの食事について触れてみたいと思います。
皆さんがアメリカの食事と聞いてまず思い出す代表的なメニューは、ファーストフードで代表的なハンバーガーやサンドイッチではないでしょうか。
アメリカの主食は小麦を中心としたパンやシリアルなどが多く、お肉中心の料理が多いようです。一般的なメニューとしては、先ほどのハンバーガーやサンドイッチの他に、ピザ、パスタ、サラダなどがあげられます。またバターやチーズなどの乳製品も忘れてはなりません。
これらのメニューから見ても分かる通り、アメリカの食事は日本食と比べると高カロリーです。
当研究所から留学生される方の多くは大学の寮に入るのですが、大学のカフェテリアの食事もこれに近いメニューになるでしょう。カフェテリアはバイキング形式となっているところがほとんどですので、毎日好きなものを好きなだけ食べていると卒業時には体が一回り大きくなっているかもしれません・・・ご注意ください(笑)
また、アメリカは多民族国家だけあって、様々な国の食事を楽しむことができます。
特に、ニューヨークやロサンゼルスなど人口が500万人を超える大都市では和食はもちろんのこと、中華料理、イタリアン、インド料理、韓国料理などありとあらゆる国の食事を楽しむことができます。中華料理に至っては、人口が数千人の小さな町や空港内のフードコートでも見かけますので、お米が主食の我々日本人にとってはありがたい存在となるでしょう。
一方で、アメリカでは高カロリーな食事の上に、塩分や糖分の取り過ぎによる高血圧や肥満が社会問題となっており、低カロリーで野菜とお肉のバランスが取れた日本食は健康食の代表として人気です。また、近年ではオーガニック(有機野菜や無農薬野菜)の専門店や大豆や野菜だけで調理された「ベジーバーガー(ベジタブルバーガー)」ショップなども登場し、アメリカ人の食事に対する意識にも変化が見られます。
留学先でアメリカの食事を楽しみながら、アメリカ人の食文化や食事に対する考え方についても学んでみてはいかがでしょうか。
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