留学生の視点から。アメリカの大学のユニークな授業を紹介します!

留学体験記  2021年12月08日

こんにちは! アメリカの女子大Mount Holyoke Collegeの2年生、みきです!

秋も後半になり、冬の寒さも本格的になってきました。

もうすぐFinal Exam(期末テスト)の期間。秋学期も終わりに近づいています。

私は今学期、フィルム(映画)、性格心理学、エンジニアリング、アントレプレナーシップのクラスをとっています。今回はこの中から、ユニークな授業を紹介していきたいと思います。

レトロな教室
レトロな教室

大学で自分の性格を勉強するの!?

私は心理学に興味があります。そこで今学期はPersonality(性格)というクラスをとりました。

Personalityの授業は、人間の性格は生まれつきなのか、成長につれて形成されていくのか、といった議論をしたり、自分の性格についてじっくり向き合って考えたりします。

また、グループワークでは性格の違いと他の要素をからめて研究します。

たとえば、私のグループでは性格と「トラウマ」の関係性(幼少期にトラウマをもった人はどんな性格になりやすいのか)について研究しています。実際に学内の人に性格診断テストとトラウマ診断テストを受けてもらい、その結果を元に分析します。

また、このクラスでは毎週たくさんの性格診断テストを受けます。世界に存在するいろいろな性格診断テストを受けてそれらを比較して、自分の性格についてより深く知ろうという課題です。

高校生のときは、気軽に友だちと興味本位でやっていたような性格診断がどんな経緯でつくられたのかを知るきっかけにもなり、とても興味深いクラスです!

映画監督の視点で考える映画

フィルムのクラスでは、映画を見てディスカッションをし、エッセーを書きます。

アメリカ映画だけでなく、イタリアやフランス、アフリカ、日本の映画まで、幅広いジャンルの映画を毎週見て、クラス内でディスカッションをします。カメラの向きや撮りかたの視点から分析したり、映画のコンセプトを深く掘り下げたりして、1つの映画を多角的に考察します。

たとえば、登場人物の正面から近いシーンは遠くの角度からのシーンよりもよりキャラクターの感情が観客に伝わりやすい、など映画監督になったような気分で映画について分析します。

エッセーでは、「あなたが映画監督になったらこのシーンをどうやって撮影するのか」というテーマについて書きました。

以前はまったく興味がなかった映画のジャンルも、授業を受けてからさまざまな鑑賞の仕方を学び、より映画を楽しめるようになりました!

なんだかむずかしそうなエンジニアリング

チームワーク
チームで課題を達成

エンジニアリングって聞くとみなさんは何を想像しますか?

私は車の修理をしたり機械をつくったりする専門分野のイメージがありました。とても複雑でむずかしそうで、授業を受ける前は正直あまり気が進みませんでした(笑)。

でも実際に授業を受けてみて、クラスに行くのが1番楽しみなくらい好きな授業になっています!

授業は、ディスカッションベースと作業ベースの、週2回です。

1学期を通じて、私たちは自分でデザインしたおもちゃと電動の仕組みが加わった人形サイズのおうちをつくります。

ディスカッションの授業では、どんなデザインにするかを決めてクラスメイトと意見やアイデアを出し合ったり、つくっていく工程でむずかしいところをどうやって解決するかを話し合ったりします。

作業ベースの授業では、実際にレーザーで材料を切る機械や、3Dプリンター(プラスチックの立体模型をつくる機械)を使って、本格的につくっていきます。

授業内に終わらなかった場合でも、working studentsといってそのラボで働いている学生がいつでも助けてくれます。

クラスのみんながどんな作品をつくったのか見るのもおもしろいし、自分でつくった家やおもちゃが他の人に褒められると、とてもやりがいを感じられます。

アントレプレナーシップって何?

zoom会議
Zoomでミーティング

アントレプレナーシップとは「起業家精神」のことをいいます。

この授業では1学期間すべてを通して1つのグループプロジェクトをします。

クラスメイトと班になって特定の環境問題を決め、その問題を政府や経営者などさまざまな視点からどのように解決できるかを考えて、解決策を出します。

長い時間をかけて1つの課題を深掘りするため、実際に学期が終わってからチームメイトと起業したり本格的に活動を行ったりする学生もいるくらい、とても実践的です。

私の班は女性の生理ナプキンの処分による大気汚染の問題を取り扱い、堆肥可能な生理用ナプキンを販売する新しい会社を建てるプランを提案しました。

チームメイトと協力してじっくり考えるので、仲がとても深まるのもこの授業のいいところです。

まとめ

みなさんが受けてみたい授業はありましたでしょうか?

アメリカの大学の授業は、知識をたくさん吸収するだけでなく、それをどのように社会で活かせるのかという点を大事にしているように感じます。入学前には想像もしなかったような、ユニークでおもしろい授業がたくさんあって選びきれないほどです。

みなさんも将来自分がやってみたいことを見つけるために、留学という冒険に出てみませんか?

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