日本の高校生は留学に消極的?

こんにちは。ITチームのマキです。

今朝の日経新聞にはこんな記事が載っていましたね。
高校生、留学に消極的「留学したい」と答えたのは韓国82.2%、中国58.2%、米国52.9%、日本46.1%。


なんでも中国韓国などに比べて、経済的に留学が難しい人が少ない半面、「行きたい!」と思う人が少ないんだとか。

これって今の日本の豊かさや、世界有数の各種サービスのクオリティの高さなんかが反映してるんでしょうね。
欧米なんかに行くと、例えばスーパーマーケットの店員さんなんか給料安いし仕事を真面目にしない。
隣の人とお喋りする片手間にレジ打ち、商品をほとんど放り投げるように扱う、(普通は袋詰めなんてしてくれませんが)レジで袋詰めしてくれるところでは割れ物を下に重い物上に乗せるなんて当たり前、etc...。
それに対して日本だと、友人の働いているドラッグストアなんかは、その地方の店舗だけでもレジ打ちの速さ丁寧さを競って、チェーン店での店員ランキングまであるんだそうです(!)。
いやあ、日本ってマニアック(笑)。


まあ、そんな所に住んでいたら、他所の国に行ってちゃんと仕事しない人たちと関わると「~してくれない!」って怒りたくなるし行きたくなるのもあるのでしょうけれど、日本以外の国では大体それが当たり前。
だからこそ「これをしてくれ!」って皆主張するようになるのですよね。

でもそれって、逆に、「してくれ」って言われないことをしなくていいんです。

これは日本の「~しなければいけない」「空気を読んで言われる前にやりましょう」っていう最近の風潮に馴染めない人には実はものすごくありがたい話で。


今の日本は「しなければいけない」でガチガチに固められて若い人や、新しいことをやりたい人にはとても窮屈ですが、海外は、それから逃れたい人にはとっても良い環境。
失敗したって、人が嫌がりそうなことしたって、言われたら止めたらいいんです。(もちろん程度はありますよ!)
「自分はやりたいけど嫌がられそう」って思っても実は気にされなかったり、別の人に感謝されちゃうなんてのも結構あること。


単純に数字で比較すると、韓国中国の方が留学に意欲があるようですが、私の解釈は違います。
日本はこれだけサービス業が発達して、良いものおいしいものがいっぱいあるんです。しかも、とりあえず思ったことをなんでも言ってみる(する気ほとんどなくてもダメもとです)他の国と違って、皆慎重だからそうそう気軽に「留学したい」なんて言わない。
なのに46%もの人が「それでも外に出てみたいな・・・」って言ってるんです。
いやあ、すごいですね。

そういう意欲的な人たちは、アメリカじゃなくても、どんどん外の世界に出て行って、余計な「~ねばならない」の壁を超えて進んでいって欲しいものです。
Good Luck日本!


私たちも、その「留学してみたいかも・・・」を「やっぱり面白そう、将来のためになりそう、留学しよう!」に変えたり、「留学できる!」に変えられるよう、これからも精一杯がんばっていきたいと思います。
そういう失敗してもいいんだよってお話が満載の講演会もしてますので、お時間ある方はぜひ一度覗いてみてくださいね。栄 陽子先生の留学失敗談満載(笑)で留学抜きでも面白い漫談です。


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