「留学っていいな」から「留学するならいましかない!」への道のり

こんにちは、Anri です。私は去年(2022年)の9月からアメリカのマサチューセッツ州にある女子校、Miss Hall’s School に留学しています。今年の秋からjunior(日本の高2)に進級します。

この記事では、私が「留学を思い立ったきっかけ」を、みなさんに共有させていただこうと思います。

幼い私
幼いころの私

海外ドラマにハマる

私は、1人っ子ということもあり、小さいころから両親の愛を存分に受けて育ってきました。両親は旅行が大好きで、私が赤ちゃんのころから、日本の温泉だったり、ハワイや台湾だったり、いろいろなところに連れて行ってくれました。異なる文化に触れることをおもしろいと感じていた私にとっては、海外がそこまで遠い存在ではなかったのかもしれません。

私が小学校1年生か2年生くらいになったころでしょうか、ある海外ドラマにハマった時期がありました。それは、母のふとした興味本位から見始めたもので、当時は深夜に放送していた「Glee」というドラマです。おそらく、知っているかたもいるのではないでしょうか。高校生たちがさまざまな歌手の歌をカバーし、歌とダンスを通して、彼らの思いをぶつけ合う物語です。いままで見たことのないようなタイプのドラマで、母と一緒に夢中になり、何回も見直すほどでした。

また、私はこのドラマシリーズに吸い込まれていくように洋楽が一気に好きになり、普段からよく聴くようになりました。そして、何よりアメリカでの学校生活に憧れを抱くようになりました。

このドラマとの出会いは、そのときの私にとって、まるでまったく新しい世界を見せてくれたような、とても印象的なものでした。

留学がリアルになり始める

そのように育ってきた私ですが、学校は幼稚園から同じ女子校に通っていました。その環境から海外に飛び出したい! 挑戦したい! と思うようになったのが、中学2年生の最後の学期です。

学校の先生からの話も、高校についてのものが増え、心の中ではこのまま慣れた環境で進学するのかな、と思っていました。

両親とも、これからのことについて話し合う機会が増えました。このまま進学するだけでなく、ほかにもさまざまな選択肢があって、その1つ、留学に対してすごく興味が湧いてきました。

それからの1か月は、気づけば留学のことばかりを考える日々になっていました。授業中も、家に帰った後も、「あ〜、留学したら外国の人と友だちになって、英語ペラペラ、寮生活で、夜まで友だちと喋ったり・・・」想像が膨らみに膨らんで、日本では体験しないだろうことに挑戦できる機会が、いま、目の前に! そこから、実際に留学したい! この思いでいっぱいになりました。

憧れのアメリカ
憧れのアメリカ

後悔するより、一歩踏み出せ

この私の思いを後押ししてくれる人がいました。その人とは、私のことを小さいときから可愛がってくれている、現在は社会人の従兄です。

従兄は、小さいときから親の転勤などで海外での生活が長かったりしたことから、彼自身も留学に興味があったことを伝えてくれました。そして、私にも彼の体験談をいろいろと教えてくれました。たとえば、彼が小さいとき、まだ英語にもまったく慣れていなかったころの苦労話や、海外に出ることでどれだけ自分の視野と世界が広がるか、などです。

そのような体験を聞くのは初めてで、聞きながら自分の心の中では、何かいままでとは違うものに挑戦することに対して、孤独感や恐怖心よりも、そのような状況に自分を置いてみたい! という気持ちのほうが高まってきました。

彼が私に言ってくれた言葉で、1つ心にすごく残っているものがあります。彼は留学できる環境にいたときに、留学に興味があったにもかかわらず、友だちと離れたくないという思いを優先し、留学を断念したことがあったそうです。その経験から「少しでも行きたいという気持ちがあるなら、絶対に一歩踏み出して挑戦したほうがいい、後悔するより絶対いい」と、私に言ってくれたのです。この言葉は私の心にすっと入ってきて、このチャンスを逃すわけにはいかないと強く心の中で思いました。

この出来事のほかにも、その時期SNSに載っていたある記事に目が止まりました。そこに書いてあったのが「人には人生を変える3回のチャンスがやってくる」。この記事を目にして、その人生で起こる3回のチャンスのうち、1回目がいま目の前にあるんだ! そのチャンスとは、いま私がいる環境から少し背を伸ばして、自分の可能性を広げることなのだ、との思いを深めました。

いつしか、完全に留学に向けて乗り気になっていた自分がいました。周りの人になんと言われようとも、このチャンスを逃すわけにはいかない! そのときの私は、これまでとは違う新しいことに挑戦することに、とにかくとてもワクワクしていたのをよく覚えています。

新しいことにワクワク
新しいことにワクワク

留学準備開始!

そして、この思いを両親に伝えたところ、両親は大学から留学するという選択肢もあるのではないか、とも言ってくれました。それでも、私はこの高校の時期に自分自身に挑戦したい、大学とはまた違うアメリカの学校生活を自分で体験して、物事を学びたい、そういう思いを強く両親に伝え、説得しました。

やがて、私は夢のアメリカでの学生生活に向けて準備を始めました。

(第1回終わり。第2回に続く


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