留学相談にお越しいただいた方から、大学留学に関して実際に受けた質問の一部をご紹介します。

当研究所の留学相談は、留学を希望される方に最も適した留学を考えます。人生の転機になる留学を、ご本人と一緒に、ご本人の立場に立って真摯に取り組みます。

「こんな質問をするのは不適当では」と遠慮せず、ちょっとした事柄でもいいのでお気軽にご相談下さい。

もくじ


英語はどのくらいできればいいの?

中学3年間で学ぶ英語が理解できていれば、日常生活で困ることはありません。入学後は授業を受けていくことで否が応でも英語が「身につく」ようになります。

中学校で学ぶ英語は、英語の基礎です。その基礎をしっかり身につけるためには、だまされたと思って中学の英語教科書を繰り返し声を出して読み、ノートに何度も書いて暗唱できるくらいまでやってみましょう。この基礎ができていれば、アメリカの大学での授業にもついていけるようになります。

なぜなら留学した後は、英語は「学ぶ」のではなく「使う」ことで、体で覚えるようになるからです。授業で問われるのは英語力そのものではなくて、授業内容についての自分の考えかたや意見です。英語があまり得意でなくても、やる気が評価の対象になります。

そして授業を理解するためには、英語力よりも、その科目の内容についての知識を身につけておく必要があります。たとえば、経済の授業なら前もって経済学の知識を身につけておくのです。つまり予習がとても大事になります。しかも、留学前に必要な知識を事前に学んでおけばたいへん有利です。そして授業の前にきちんと予習をすること。そうすれば、英語が苦手という人でも、十分にアメリカの大学の授業についていくことができます。

栄陽子留学研究所のアメリカ大学進学プログラムでは、留学前に英語に慣れるために、インターネットで公開されている英語での講義を、レベルに合わせて受講するよう指導しています。また、自分の行く予定の大学の授業を前もって調べ、その授業の予習を「日本語」で学ぶ指導も行い、渡米後に授業についていけなくなることのないように万全の対策を行っています。

» 留学に必要な英語力について


大学の入学試験ってどんなもの?

アメリカの大学には「入試」はありません。つまり、一回の試験で合否を決めるのではありません。その代わりに入学希望者にさまざまな書類を提出してもらい、その情報をもとに多面的・多角的に時間をかけて審査します。

最も大事なものが高校の成績ですが、それ以外にも英語力テスト(TOEFL®テスト)や基本学力テスト(SAT®)のスコア、願書や本人が書くエッセイの内容、先生からの推薦状、その他サークルや地域活動など、入学希望者の適性を多面的に判断されます。大学によっては面接もあり、その大学の教育理念に見合った人材かなどもチェックされます。日本でいうところの推薦入試というイメージでしょうか。

入学審査を行うのはアドミッションズ・オフィス(Admissions Office)とよばれる部署。一人ひとりの出願者について丁寧に審査を行い、フェアに入学生を選んでいきます。

では、書類は具体的にどう書けばよいのか、自分の行きたい大学に入るにはどの程度の英語力テストのスコアがあればよいのか、推薦状にはどのようなことを書いてもらえばよいのか。疑問をお持ちの方、不安な方は留学相談で納得がいくまで聞いてみてください。


高校の成績はどれくらい必要?

アメリカの大学は合否を決めるときに高校の成績を最も重視しますが、自分を売り込むアピールポイントがあれば、多少成績が悪くても留学は不可能ではありません。

成績の他にも、本人のエッセイや推薦書、課外活動の様子、英語力テスト(TOEFL®テスト)や基本学力テスト(SAT®)のスコア、そして面接の結果などから総合的に判断されます。

高校の成績は悪いよりも良いほうが有利なのは確かですが、成績が悪いからといって留学が不可能なわけではありません。勉強以外のことで何か得意な分野があるとか、ユニークな感性や視点を持っているといったことも評価されます。アメリカの大学では、授業でディスカッション(議論)が中心になります(例えば2010年にNHKで放映され話題になったマイケル・サンデル教授の『ハーバード白熱教室』の様に)。ですので、いろいろなタイプの学生を集め、個性豊かな学生たちを入学させて、お互い刺激しあい、違いを認めあう環境をつくることに、アメリカの大学は力を入れています。

したがって、「いかに自分の魅力や個性を大学にアピールするか」ということが大切になります。自分の個性、アピールポイント、魅力についてよく考えてみましょう。そして効果的に自分の良いところをアピールするのです。

自分のどこをどうアピールしていくべきか、経験豊富なカウンセラーに相談してみましょう。


どんな書類が必要?

必要な書類は、一般的に「願書」「高校の成績」「エッセイ」「推薦状」「英語力テスト(TOEFL®テスト)や基本学力テスト(SAT®)のスコア」などです。

アメリカの大学が合否を決める際に最も重視するのが、高校の成績です。 在学している高校、または卒業した高校から英文で発行してもらいます。エッセイは、それまでの人生経験を通じて得た自分の考え方や価値観を英文で述べるものです。成績やテストスコアが少し悪くても、エッセイが魅力的であれば合格のチャンスが高くなります。

推薦状も合否判定に大きな影響があります。一般的には高校の先生に書いてもらいます。また、留学生はTOEFL®テストのスコアの提出が必須です。名門大学ではSAT®(全国学力テスト)のスコアも求められます。短期間でTOEFL®テストの高得点を出すのはそう簡単ではありません。英語が苦手な場合は、他の書類で自分を上手にアピールすることが大切です。

いずれにせよ、どの書類も効果的な内容にするにはノウハウが必要です。ぜひ当研究所にご相談ください。


いつから準備すればいいの?

9月の入学に向けて準備するためには、前年の夏~秋ごろから準備を開始するとよいでしょう。高校卒業の年に留学する場合は高2の夏過ぎからということになります。

日本からアメリカの大学に留学する場合、日本の高校を3月に卒業して、その年の9月に入学するのが一般的です。出願期間は大抵の場合1~3月になっています。

そのため、1~3月の出願に向けて願書や他の提出書類を準備することになりますが、例えばエッセイなどは思いつきで書けるものでありませんし、書くべきでもありません。推薦状にしても、だれに何を書いてもらうのかよくよく検討しなければなりません。推薦状を書くよう頼まれた側も1日~2日では書くことが出来ないでしょう。つまり出願書類の作成にはかなり時間がかかります。またじっくり時間をかけるべきです。そうだとすれば9月入学に向けての準備をスタートさせるのは前年の夏~秋くらいが望ましいことになります。

「出願期限までに間がないがなんとかその年に出願したい」、などという場合はご相談ください。


費用はいくらかかるの?

1年間のアメリカ留学に必要な費用は、授業料で20,000~42,000ドル、寮費・食費で7,000~13,500ドル(※)が目安となります。

(※一般的なリベラルアーツ・カレッジの場合)


このほか、お小遣いや教材費、旅費や保険など、あわせて1年に5,000~10,000ドルが必要となります。また別途渡航費も必要です。

留学先の立地(例:都会か田舎か)や生活の仕方(例:賃貸アパートか寮生活か)などによって留学費用には大きな幅があります。都会にある大学は寮が小規模なので、多くの場合は街中のアパートに住むことになります。都会的な刺激もいろいろとあるのでお金を使いがちです。田舎の大学では大抵が寮生活を送ることになります。学食できちんと三食がまかなわれ、余計な外食費もかかりません。

いずれにせよ留学費用は安いものではありません。費用を抑えるためには奨学金の獲得という可能性も視野に入れましょう。

» 留学費用について


奨学金をもらえる可能性は?

留学生が奨学金を得るのは難しいことのように思われるかも知れませんが、それは間違いです。奨学金の制度を正しく理解して上手に利用することで、誰にでも奨学金を得られるチャンスがあります。

奨学金は、学生が安心して学業に専念できるよう支給されるお金です。アメリカの奨学金制度には様々な種類があり、日本人を含む留学生でも利用可能で、返済不要のものも少なくありません。成績だけでなく、様々な基準(例えば出身国や、所得、様々な才能など)で奨学金が用意されています。このため誰でも奨学金を得るチャンスがあります。

当研究所のカウンセラーは、大学の入学審査官が奨学金を授与したいと思うような書類作成のポイントを熟知し、そのノウハウをもとに奨学金獲得に導く完成度の高い書類づくりを行っています。また奨学金を獲得するために個別の交渉を大学と行います。結果的に大学からの信頼を得るきっかけにもなっており、当研究所から申請した多くの方が奨学金を得ています。

» 奨学金獲得実績
» 奨学金について


ハーバード(名門大学)に行くには?

世界のトップ校といわれるハーバード大学に入るためには、厳しい書類審査に通らなければなりません。ハーバードでは人より飛び抜けた才能を持った、本物の優秀な学生が求められています。

2013年度の統計によると全出願者35,023人のうち2,047人しか合格していません。そのうち実際に入学したのは1,659人です。また、ハーバード大学・大学院に在籍する日本人は88人で、そのうち大学に在学している人たったの13人です。

ハーバード大学が求めている学生は全ての分野に秀でている人、特定の分野に天才的な人、人並みならぬ経験をしている人などです。学業成果はもちろんのこと情熱、クリエイティビティ、強烈な個性も求められます。

アメリカの名門大学には全米のみならず世界中から願書が寄せられます。留学生は「多様性に寄与する」という意味では歓迎されますが、数多くの出願者との競争の中で、志望する大学に「ぜひ入学させたい」と認められるのはなかなか大変なことです。

何が何でも名門大学へというのは、アメリカの学生たちは考えません。アメリカの大学は入学よりも卒業が難しいため自分のレベルに合っていない大学に入っても退学になっては意味がないですし、自分の能力に適した大学で力を発揮することのほうがアメリカでは重要だと考えられているからです。もちろん能力のある人がハーバードに挑戦することは素晴らしいことです。

栄陽子留学研究所では「名門大学」への留学を希望する方には、その可能性も含めて十分な検討を行いサポートします。まず留学相談でご自分の希望をお話ください。

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