カリフォルニア州立大学 新入生受け入れの凍結③の続き
2013年春学期からCSUの大学院へのプログラムへ入学できるのがカリフォルニア州民以外ということが先日報道されましたが、カリフォルニアの公営ラジオ局KQEDでこの問題について議論をするフォーラムが行われました。
KQED: CSU Shutting Out California Students?
フォーラムに参加したゲストはサンノゼ州立大学の学長、カリフォルニア州立大学イーストベイ校のBiological Scienceの大学院のプログラムのコーディネータである教授とCSU評議会のスポークパーソンの3人に加え、リスナーも電話にて質問を投げかけるという形態をとっています。
カリフォルニア州民からは、今回の決定は州立大学としての理念に反していて、収益目当てと見えるこの州民以外のみ入学を受け付けるという判断に反対の声が多く聞こえますが、中には冷静な声も聞こえてきます。
たとえば、州民の倍以上もの学費を支払う留学生を含む州外からの学生が3~4人入学してくれれば、彼らが支払う学費によって、州民1人分の予算になるので、全員の入学を凍結するよりはCSUグループ全体としての生産性が高い判断という意見がありました。
また、そもそもCSUグループ全体の中で5%にしかあたらない州外からの学生へのこの決定は、ほとんど影響がないだろうという意見も出てきました。
カリフォルニア州民のリスナーからの質問では、「私は高いお金を払ってでも教育を受けたい。もしカリフォルニア州民が州外の人と同じ金額を払ったら、入学を認めてくれるのか?」という意見もありました。
またこのCSU評議会の決定に反対をする教授は、州外のアメリカ人ではなく、留学生が増えるということがそのプログラム・授業の質が下がる可能性がある、という懸念を示していました。
この決定は1学期間だけの短期のものかもしれませんし、11月の選挙で増税に関する法案が通らないと、また州からの予算が削減し、この先の状況を見通すことが難しくなってくるかもしれません。
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