アメリカ留学に必要な「学生ビザ」の申請について

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みなさんこんにちは! 今回の「留学ブログ」では、アメリカ留学に必要な学生ビザについてご説明します。

アメリカの大学に留学する際にはF-1ビザと呼ばれる学生ビザが必要になります。これは、アメリカ大使館・領事館に申請して、発行されるものです。その手続のために、さまざまな書類を準備しなければなりません。

ちょっとむずかしい内容かもしれませんが、とても大切なことですので、しっかり理解して、適切なビザ申請に臨んでください!


〔もくじ〕

1.アメリカ留学に必要な「学生ビザ」とは?
2.学生ビザの申請プロセスと申請書類
3.留学生が知っておきたいSEVIS
4.パスポートと同じくらい大切なI-20

 

1.アメリカ留学に必要な「学生ビザ」とは?

みなさんは、「ビザ」ってご存知ですか?

ビザ(VISA)とは、「査証」と訳されるもので、ある国に、外国人が出入国したり、滞在したりする際に必要になるものです。

国によってビザの種類はさまざまにありますが、アメリカの大学に留学する人は、「F-1ビザ」と呼ばれる学生ビザが必要になります。英語学校に留学する人でも、週に18時間以上授業がある場合、このビザが必要です。

このF-1ビザを得るためには、アメリカ大使館または領事館に申請することになります。申請が認められてビザが発行されると、パスポートに貼付されます。

 

2.学生ビザの申請プロセスと申請書類

F-1ビザを申請するためには、以下の書類をアメリカ大使館または領事館に提出して面接を受けます。

  • DS-160フォーム(オンラインの申請書)
  • 申請料(Pay Easy対応のATM、インターネットバンキング、クレジットカードのいずれかで支払います)
  • 現在有効なパスポート(ビザ申請時に有効期限が6か月以上残っているもの)
  • 過去10年間に取得した古いパスポートすべて
  • 過去にアメリカのビザを取得したことがある場合、そのビザが載っているパスポート
  • カラーの証明写真1枚(5 cm×5 cm、6か月以内に撮影、背景が白色、眼鏡を外したもの):デジタル画像をDS-160フォームに取り込む
  • 財政能力証明書(申請者本人、または保護者名義の英文残高証明書)
  • I-20(後述します
  • 面接予約確認書
  • SEVIS費支払い確認書(SEVISについては後述します
  • 日本国籍以外の申請者は外国人登録証、または在留カードの両面のコピー

上記の書類を提出し、アメリカ大使館または領事館でビザ面接を行い、無事終了してビザ発行が決定されると、2週間後くらいにF-1ビザとともにパスポートやI-20、財政能力証明書などが郵送にて返却されます。


ワンポイント:F-1ビザは「勉強」が目的

F-1ビザは「学生ビザ」ですので、

・ アメリカに滞在する目的があくまでも勉学であり、
・ 受け入れ先の学校があり、
・ 滞在中の学費や諸経費を支払うことができる

これらのことが認められて、はじめて発行されます。

F-1ビザの申請者がアメリカで働きたい、または移民したいといった意思があることが審査において判断された場合、F-1ビザの発行が却下されてしまいますので注意しましょう。

 

3.留学生が知っておきたいSEVIS

ここで、アメリカの大学に留学する人にぜひ知っていただきたい、SEVISというシステムについて説明しておきたいと思います。

2001年のアメリカ同時多発テロ事件、いわゆる9.11事件の実行者の一部がF-1ビザでアメリカに入国していたという背景があり、その後、留学生の入国や滞在をSEVIS(Student and Exchange Visitor Information System)という「学生・交流訪問者情報システム」で管理するようになりました。

各大学から、入学する留学生に対してそれぞれSEVIS番号が付与されます。SEVIS番号はI-20(後述します)という書類に記されています。

アメリカの大学に入学したら、留学生オフィスに行き、パスポート、F-1ビザ、I-20を確認してもらい、SEVISにおけるステータスを適切なものにしてもらいます。

SEVISにアクセスできる大学のスタッフは、DSO(Designated School Official)と呼ばれ、留学生の情報をSEVISに入力しています。

DSOは、それぞれの留学生がきちんと大学に在学し、フルタイム学生として必要な単位を取得しているかどうかを管理しています。

フルタイム学生とは、1セメスター(学期)に12単位以上を履修している学生のことです(大学院生の場合は、9~12単位以上としている大学が多いようです)。
 
もし、単位が認められない成績(※)をとってしまい、1セメスターの取得単位数が12単位未満になってしまった場合、必ず留学生オフィスに行って相談し、SEVISの記録を適切なものにしてもらいましょう。

留学生が成績不良や素行不良で退学になったり、何らかの理由で大学をやめた場合、DSOがSEVIS上でその学生の籍を抹消しますので、即刻アメリカを出国しないと違法滞在となります。

SEVISにおけるステータスはアメリカに入国する際にチェックされますので、適切なものにしておかないと、入国を拒否されることもありますので、十分な注意が必要です。

※アメリカの大学は、それぞれの科目についてABCDFの5段階で成績がつきます。Fがつくと、その科目の単位が認められません。

 

4.パスポートと同じくらい大切なI-20

I-20は、F-1ビザ申請に不可欠な書類です。また入学後も、留学生にとっては、留学生としての身分を保つためにきわめて重要な書類です。

合格した大学に数100ドルのディポジット(予約金)を支払い、入学する意思を示すことで、その大学がI-20を発行してくれます。

I-20は、アメリカの国土安全保障省(Department of Homeland Security)が作成している3ページ綴りのフォームですが、それぞれの大学が、入学する留学生に対して発行します。とくに、1ページ目に記載されている情報が正しいかどうかを十分に確認する必要があります。

I-20には、以下の情報が記載されています。

  • 氏名
  • 出生国
  • 国籍
  • 生年月日
  • 入学する学校名・住所
  • 大学到着時にコンタクトをとる学校のスタッフの名前
  • めざす学位
  • 専攻名
  • 学位取得に要する期間
  • 英語力
  • 大学が始まる年月日
  • 学費の金額
  • 学費の財源
  • 特記事項
  • DSOの署名
  • 本人の署名欄

 

アメリカを出国する時には必ずI-20を携帯しましょう。出国時にはチェックされませんが、アメリカに再入国の審査の際に必ずI-20をチェックされます。

休暇で日本に一時帰国する時だけでなく、陸続きのカナダやメキシコに行く時も忘れずに携帯しましょう。I-20は、パスポートやビザと並び、留学生にとってきわめて重要な書類ですので、取り扱いには十分な注意が必要です。

 

ワンポイント:渡米後に学校が変わるとき

アメリカの大学は9月が新年度です。その前の7月くらいに渡米して、アメリカの英語学校で1~2か月間の英語訓練を受けておきたいという人は、まず英語学校にI-20を発行してもらい、そのI-20でF-1ビザを申請する必要があります。

英語学校が終了した後に所定の手続をして、英語学校から発行されたI-20に記載されているSEVIS番号を入学する大学に引き継いでもらいます。すなわち、その大学に入学した学生であることをSEVISにおいて明確にしておく必要があります。

SEVIS番号の移行に際しては、留学生本人が所定の書類を記入し、それを英語学校のDSOに提出して移行を依頼する必要があります。

さらに、引き継がれたSEVIS番号が記載されているI-20を、新たに入学する大学から発行してもらいます。そのI-20が在学中有効となります。

大学を転校した場合も同様の手続を行い、在籍していた大学から転校先の大学にSEVIS番号を移行してもらい、その番号でI-20を発行してもらいます。

渡米してから学校を変わる留学生もたくさんいますが、これらの手続をきちんと行っていないと、違法滞在とみなされる原因になりますので注意しましょう。

 

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というわけで、今回はアメリカ留学に必要な学生ビザについて、そしてそれに関連することとして重要な、SEVISとI-20について解説しました。

少しむずかしい内容だったかもしれませんが、私たち留学生は、あくまで外国人として、そして勉学を目的として、さらに勉学を終えたら日本に帰国することを約束したうえで、アメリカに滞在します。そのためには、さまざまな決まりごとを守らなければなりません。

この決まりごとを守らないと、不法に滞在しているとみなされてしまい、強制的に帰国しなければならなかったり、再渡米がむずかしくなったりします。

アメリカの各大学には、留学生をサポートするオフィスがあります。学生ビザやI-20、SEVISのことも、よく理解しています。わからないことや不安なことがあったら、自分の力だけで解決しようとするのではなく、こうしたオフィスの助けを借りるようにしましょう。

 

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