留学して社会学博士号を取得した卒業生が来所してくださいました!

アメリカの名門州立大学Indiana University (IU) Bloomingtonで、社会学の博士号を取得した卒業生が先日、東京オフィスを訪ねてくださいました。「進学プログラム」を通じて、その方がSyracuse Universityの修士課程に留学するお手伝いをしたご縁です。

修士課程修了を経て、IU Bloomingtonで博士号を取得するまでの13年間をアメリカで過ごしました。昨年日本に帰国し、現在、都内の出身大学で教員として欧米からの留学生や帰国子女の日本人学生のための社会学の授業を英語で行っています。

大学院で13年間というのはとても長いようですが、自身の研究のみならず、教授との共同研究を存分に行い、多くの論文を書き、学会で発表し、学問を深く楽しみながら実績を残した結果、13年間が経ったようです。

博士課程では、ティーチングアシスタントやリサーチアシスタントを行うことによって学費免除のうえ多少の給与も得られ、研究で助成金を得たり、サマースクールで他の大学で教鞭をとったりすることによって自活をすることが十分に可能だったとのことです。

しかし、さすがに研究の助成金支給も切れるということで、博士論文を書き上げたとおっしゃっていました。とは言え、IU Bloomingtonのようなアメリカの研究型大学院の、博士課程学生を支える財政的な「大学力」には改めて感心せざるを得ません。

日本に帰国後、早々に大学教員として就職が決まったのですが、その職とのタイミングの良いめぐり合わせも、真剣ながらも自然体で物事に取り組むから姿勢から生まれたのだと思います。

彼のように日本人としてアメリカ式の授業を英語で行える大学教員は、日本の大学の国際化という傾向のなかで貴重な人材となっていくでしょう。


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