アメリカに留学する際によく目にする・耳にする用語を集めました。
アルファベット別・カテゴリー別に用語を検索できます。
ご自身の留学にぜひお役立てください。
合格通知。"Letter of Acceptance"ともいいます。
"Congratulations!"で始まる文面が、メールで送られてきます。それとは別に、入学手続きに必要な書類と一緒に郵送されてくることもあります。
9月に入学する場合、だいたい3~5月に通知が届きますが、遅いところになると7~8月まで合否が知らされないこともあります。合否の通知があまりに遅い場合は、直接大学に問い合わせるといいでしょう。審査の進捗状況は、大学のポータルで確認できることが多くなってきました。
なお、不合格通知のことは"Notification of Rejection"といったりしますが、それには不合格とした理由が記されている場合があるので、よく目を通し内容を理解して、場合によっては再チャレンジのための対策をたてるとよいでしょう。
American College Testの略で、アメリカの高校生を対象とした標準テスト。大学進学希望者のために実施される学力テストで、英語・数学・読解・理科の4科目から構成されます。
アメリカの大学に出願する際には、このACT®もしくはSAT®という別の標準テストのスコアを提出します。ただし留学生はこのスコア提出が免除される場合も少なくありません。
ACT®は日本(東京、福岡、沖縄)でも受験できます。
Admissions officeのスタッフとともに入学審査を行う委員会。
教授や職員、ときには卒業生や在学生が委員会のメンバーになることもあります。
入学審査にかかわる事務を行う部署。"Office of Admissions"ともいいます。
留学生の入学を専門に取り扱う"International Admissions Office"、大学院生の入学を扱う"Graduate Admissions Office"なども、大学によっては設置されています。
この部署で入学審査を行う人が、"Admissions Officer"です。
出願書類は、このオフィス宛に送付します。一斉の入学試験がないアメリカの大学の合否決定は、書類審査によってなされます。Admissions officeがじっくり時間をかけてそれぞれの入学希望者をさまざまな角度から審査するのです。
日本でも、admissions officeの頭文字をとった「AO入試」を取り入れる大学が増えました。
出願。
動詞「~に出願する」は"apply to ~"、「願書」は"application form"、「出願料」は"application fee"といいます。たとえば「イェール大学に出願する」は"apply to Yale"、「願書に記入する」は"fill out an application form"となります。
アメリカのほとんどの大学にはオンラインで出願します。「オンライン願書」のことを"online application"といい、その動詞形を"apply online"といいます。"Commmon Application"といって、900以上の大学に共通して使える願書を使うことも多くあります。
Application feeの額は大学によって若干の差異はありますが、だいたい50~100ドルくらいです。
College-Level Examination Programの略でCollege Boardが主催する36種のテスト。
テストの分野はビジネス、作文・文学、外国語、社会科学・歴史、科学・数学。各テストで一定以上のスコアを達成すると、大学の単位として認められます。
大学に入学させること。進路指導。
アメリカの各高校にはcollege placement専門のカウンセラーがいて、生徒たちの進路指導を行います。
“Common Application”という非営利組織が提供する共通願書。
900以上の大学に共通して使えるもので、オンラインで記入します。ハーバード大学やイェール大学などのアイビーリーグ校をはじめ、多くのリベラルアーツ・カレッジや私立総合大学がこの共通願書を採用しています。
合格した学生に、1学期間または1年間その合格を有効とする措置を与えること。
何かの都合でその年に入学できない場合、入学延期の要望を学校に伝え、その許可をもらいます。
Deferred admissionを許可するか否かは大学の方針によります。
1.自分の進学目的や出願の理由をつづった作文で、出願の際に提出する書類の一つ。合否審査において重要視されます。
2.作文。レポート(paper)よりも短い分量のもので、アメリカの大学に在学中は、このエッセーをたくさん書くことになります。
スポーツやクラブ活動、ボランティア活動などの課外活動。アメリカの大学に出願する際には、この実績が審査項目の一つになります。
General Educational Developmentの略。
高校を修了していない生徒の学習成果を高校卒業同等と認定するための試験。日本の高等学校卒業程度認定試験(高認)に相当します。
Graduate Management Admission Testの略で、経営学専門の大学院(business school)に進学する人のためのテスト。作文、英語、数学の3セクションから成ります。
Graduate Record Examinationsの略で、大学院進学者のための共通テスト。
英語・数学・作文の能力を問うGeneral Testと、科目別のSubject Testの2種類がありますが、多くの大学院ではGeneral Testのみ課しています。
日本では東京と大阪で受けられます。
International English Language Testing Systemの略。
日本においては日本英語検定協会とブリティッシュ・カウンシルが共同で運営している英語力テスト。多くの大学・大学院が、英語力テストとしてTOEFL®テストもしくはIELTS(TM)のスコア提出を求めています。
その大学の卒業生の子どもを優先して合格させる入学審査のシステム。
有名校においては、全学生の10~25%、卒業生の子どもが占めているともいわれています。
推薦状。アメリカの大学の入学審査書類の1つ。
通常、大学に入学する人は高校の先生から2通、大学に編入する人は高校の先生と大学の先生から1通ずつ、大学院に入学する人は大学の先生と、職歴があれば上司から、都合3通、書いてもらいます。
合否判定において重視される書類で、出願者がどのように客観評価されているかを示す文書です。
「明るくて」「優しく」「人当たりがよい」といった漠然とした書きかたではなくて、活躍が目ざましかった出来事、果たした役割などを、できるだけ具体的な例を挙げて書いてもらいます。
自分のことをよく知っている人に書いてもらうのですが、とにかく褒めるのが当り前のアメリカ。実例を挙げて、熱意をもって褒めちぎり、出願者の魅力を最大限に引き出す推薦文を書いてもらえるように、推薦者といい関係を築く努力を日ごろから怠らない姿勢が大切です。推薦状の内容が審査にマイナスに作用することはありません。
履歴書。
書きかたやフォーマットは、就職課(career service center)で教えてくれます。大学院に出願する際には、これの提出がよく求められます。
「学歴」は"Curriculum Vitae"といいます。
アメリカの高校生を対象とした標準テスト。英語(アメリカの国語)と数学が問われます。
アメリカの大学は、出願者に対して、このSAT®もしくはACT®というテストのスコアの提出を求めています。
留学生のための試験ではないので、英語はなかなか日本人には太刀打ちできません。よって、留学生にはあえてSAT®の受験を課さない大学も多く、また、SAT®を受けるよう求める大学でも、英語力についてはTOEFL®テストもしくはIELTS(TM)のスコアで判断するところもたくさんあります。数学のほうは、日本人にはそれほどむずかしいものではありません。
成績証明書。正式な成績証明書のことを"Official transcript"といいます。"Academic transctipt"ともいいます。
Official transcriptには、履修した科目名、単位、そして成績が記され、発行元の学校印(Official Seal)が押印されています。
大学進学の際には高校のOfficial transcriptの、大学から大学への編入の際には高校と大学のofficial transcriptの、大学院進学の際には大学のofficial transcriptの提出が、それぞれ求められます(いずれも英文のもの)。合否判定において最も重視される書類がこのtranscriptです。
将来、留学しようと思っている人は、ぜひ在学校でよい成績をとるようにしてください。