アメリカに留学する際によく目にする・耳にする用語を集めました。
アルファベット別・カテゴリー別に用語を検索できます。
ご自身の留学にぜひお役立てください。
学内の食堂、いわゆる学食のこと。Dining hallともいいます。
学生寮(dormitory)に住んでいれば、原則として食事はcafeteriaでします。
平日は朝、昼、夕の3食、週末はブランチと夕食の2食、あわせて週に19食分を、寮&食費(Room & Board)の食費として大学に支払います。大学によっては"Meal Plan"といって、cafeteriaでとる食事の回数を選べるようになっています(たとえば「週に12食」とか)。
朝は卵とベーコンとポテト、昼はハンバーガー、夜はフライドチキン、といった脂っこいメニューが中心ですが、最近は料理のバラエティも増えていて、健康志向の高いメニューや、ビーガン・ベジタリアン向けのメニューもよく見かけるようになりました。
大学の敷地。
通常campus内には、寮のほか教室や教授のオフィスがある建物、図書館、体育館などがあります。
大都会の大学では、建物が街の中に分立していて、いわゆるキャンパスにあたる敷地がない場合もあります。
広大なキャンパスでは、シャトルバスが行き来しているようなこともあります。
寮生活を送る限り、大学生活はキャンパス内で完結します。
大学が設けている就職課。
履歴書(resume)の書きかたの指導、求職情報の提供などをしてくれます。"Placement office"とも呼ばれます。在学生であれば無料で利用できます。
その大学の理念や施設、学科やカリキュラムなど、その大学の詳細とルールが記された本。現在は各大学のWEBサイトで読むことができます。
大学選びの重要な参考資料となるだけでなく、出願から入学後にわたり頻繁に参照することになります。"School catalog"とか"academic catalog"、"bulletin"と呼ばれることもあります。
小切手。
銀行で当座預金(Checking Account)の口座を開いたときに発行されます。Personal checkなどともいいます。
現金と同じように使え、また盗難にあってもすぐ無効にできるので、買い物をするとき持っていると便利です。
「キャッシュレス」がアメリカの常識ですから、クレジットカードやデビットカードと並んで、このCheckもよく利用されます。
留学生にしても、電話代や光熱費を支払う際にCheckを送ったり、学費や寮・食費をCheckで支払ったりすることがあるので、重宝します。
"Check Book"は「小切手帳」のこと。
なお、Checking Accountの引き落としに際し、残高が不足していると不渡りになるので、残高チェックを忘れてならないのは、カードの場合と同じです。
また、銀行口座には、Checking Accountのほかに、普通預金口座(Savings Account)、定期預金口座(Time Account)、そして、小切手を切ることもでき、利子もつくナウ口座(Now Account)などがあります。
図書館にある貸出・返却デスク。
"Circulate"は「循環する」「循環させる」の意味。
本を循環させる役目を果たすことから、このように呼ばれます。
引用。
「引用する」という意味の動詞"cite"の名詞形。
レポート(paper)を書く際は、他の文献から引用した文章は、クォーテーションマーク(" ")で括り、引用元を必ず明記するようにします。
1.授業に参加する学生の集まり。科目名や授業そのものを指すこともあります。
2.その年度に卒業する学年。たとえば、"A Class of 2025"は「2025年度に卒業する学年(一般的には2021年度の入学生)」を意味します。
授業参加。
ディスカッションに積極的に参加したり、意見を述べたり、質問をしたりして、授業に「貢献すること」をいいます。成績評価にも大きく影響します。
1つの授業を受けている学生の人数。
入門の科目はclass sizeが大きいのが通例。大規模大学では、一般教養の入門科目のclass sizeが500人なんてこともあります。
College-Level Examination Programの略でCollege Boardが主催する36種のテスト。
テストの分野はビジネス、作文・文学、外国語、社会科学・歴史、科学・数学。各テストで一定以上のスコアを達成すると、大学の単位として認められます。
Co-education(al)の略で、「共学(の)」という意味です。
たとえば、"Co-ed dorm"は「男女共用の寮」のこと。それに対して、「一方の性のための」は"single-sex"といいます。
大学に入学させること。進路指導。
アメリカの各高校にはcollege placement専門のカウンセラーがいて、生徒たちの進路指導を行います。
二つの関連した学科を組み合わせて一つの専攻(major)としたもの。
たとえば、哲学(philosophy)と宗教学(religion)を組み合わせて、"philosophy and religion"として一つの専攻と考えます。
卒業式、学位授与式。
アメリカの大学は入学式がありませんが、卒業式は盛大に催されます。
Commenceは「始める」「開始する」という意味の動詞で、アメリカの卒業式とは、つまり「新しい旅立ち」の式でもあります。
“Common Application”という非営利組織が提供する共通願書。
900以上の大学に共通して使えるもので、オンラインで記入します。ハーバード大学やイェール大学などのアイビーリーグ校をはじめ、多くのリベラルアーツ・カレッジや私立総合大学がこの共通願書を採用しています。
コミュニケーション。
個人、マスメディア、ジャーナリズム、放送などいろいろな形のコミュニケーションを全般的に学びます。
スピーチコミュニケーション、マスコミュニケーション、ジャーナリズム、ブロードキャスティングといった専攻を設けている大学もあります。
アメリカの公立二年制大学。
コミュニティ、つまりその地域の住民への教育提供を主目的としていて、その地域に住んでいるアメリカ人なら、だれでも入学できる大学です。そのため、学業レベルは普通の大学よりかなり低く、授業やカリキュラムの内容も日本人が考えるいわゆる大学のものではなくて、職業訓練所やカルチャースクールに近い性格をもちます。
コミュニティ・カレッジに通う学生の多くが、働きながら夕方のクラスを週に二つとったり、週末のクラスだけをとったりするPart-time Studentで、年齢層もぐんと高くなります。卒業を目的としない学生もたくさん学んでいるため、コミュニティ・カレッジの卒業率は非常に低くなります。
学費の安さが魅力のように考えられがちですが、コミュニティ・カレッジには寮がないところがほとんどで、アパート暮らしをして家具・生活必需品をそろえ、車を買ってそのための保険に入って、という具合に、かえって高くつく結果に陥りがちです。
したがって、日本の高校を卒業した人が正規の学生としてコミュニティ・カレッジへ留学することは、よく考えなければなりません。
「無料の」「補完的な」という意味。
“Complimentary breakfast”は「無料の朝食」のこと。ホテルやモーテルでこのサービスがよく見られます。
コンピュータ・サイエンス。
実際のシステムデザインやソフト開発を含む、コンピュータをつくったりデザインしたりするためのコンピュータ言語に関する科学的、数学的な学問。
さらに、コンピュータ設計、製造、コンピュータ言語のプログラム、数字的分析、コンピュータ・システム理論、人口知能、人工頭脳研究、シミュレーション・モデルの分野までを含みます。
コンピュータ/インフォメーション・サイエンス。
ハードとソフトの両方を含む、IT全般について学びます。
同じ地域にある数校の大学がグループとして形成された大学連合組織(大学コンソーシアム)。
学生はそのコンソーシアムに属する他大学で科目を履修することができ、単位互換も可能。コンソーシアムに属する大学が州の広範囲または州外にまたがる場合もあります。
コンタクトレンズ。
「ソフト(コンタクト)レンズ」は“soft (contact) lens”、「ハード(コンタクト)レンズ」は“hard (contact) lens”。
必修科目。
"Core"は「核」という意味。Required courseやrequirementとよく似た意味ですが、通常"core"がつくと、その分野の中核となる科目になります。
特定の科目を履修する前に、あらかじめ履修しておかなければならない科目がprerequisiteと呼ばれるのに対して、その科目と同じ学期に同時に履修しなければならない科目をcorequisiteと呼びます。
科目。
日本語の「コース(課程)」とは意味が違うので注意しましょう。
一つひとつの科目には、通常科目名(course title)と科目番号(course number)がつきます。指定された必修科目(required courses)と選択科目(elective courses)をとり、必要な単位数を満たすことで卒業できます。
アメリカの大学では、1科目につき3単位得られるのが一般的です。
講義概要(講義要綱)。
個々の科目の授業内容が簡単に記されたもの。その大学の「カタログ(catalog)」に記載されています。単位数と"prerequisite"(その科目をとる前に履修していなければならない科目。「先修科目」と訳されます)も併記されるので、自分の専攻分野の科目については、course descriptionsを注意して読みたいところです。
科目番号。
大学では100~400番台の、大学院では500~800番台の3ケタで表記され、数字が大きくなるに従ってその科目の難度も高まります。100番台の科目は1年生レベル、400番台の科目は4年生レベル、というように、全米で統一した理解が成り立っています。それが大学間の単位の移行(編入)を容易にしている一因です。
一般教養課程のcourse numberは100~200番台で占められます。
専攻によっては、300番台以上の科目を一定数以上、履修することが求められることもあります。
単位。
"Unit"とか、(セメスター(二学期)制の場合)"Semester Hour"といわれることもあります。
アメリカの大学はすべて単位制で、定められた履修単位を取得すれば、年数に関係なく卒業できます。
通常、二年制大学を卒業するのに必要なのが60単位、四年制大学だと120~130単位、修士課程で30~60単位、博士課程では90単位が必修単位数です。1科目につき3単位取得できるというのが一般的で、セメスター制の場合、1学期に取得するのは5科目、すなわち15単位くらいが標準です。
クレジットカード。
“Can I put it on my credit card?”もしくは“Will you take a credit card?”で「クレジットカードで支払ってもいいですか」という意味。
刑事裁判学。
刑事裁判システム全般について学びます。
刑法の内容や、その実施のプロセス、警察や刑務所、裁判所の運営から、刑事裁判などが学習範囲です。
別の大学で授業を受け、その単位を自分の大学の単位に加算できるシステム。
アメリカではこのシステムが広く行き渡っています。
これまでに履修したすべての科目のGPA(成績の平均値)。
"Cum GPA"と略されることもあります。
それに対して、その学期(semester)だけのGPAは、"Semester GPA"といわれます。