留学生の就活:Boston Career Forum Report vol. 2 「海外大生はぶっ飛んでていいんじゃないか」

昨日に引き続き、栄研究所のボストンオフィスから届いた週末に開催されたBoston Career Forumのレポート第2弾です。


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② 海外大生はぶっ飛んでていいんじゃないかということ。
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ボスキャリにやってくる学生は、決まって「日本の常識」として、リクルートスーツという身なりでやってきます。それは、大事なこと。


でも中身も、「日本仕様」に変わらなくてはならないのでしょうか?
日本を飛び出して見出した自分、異国で見つかった自分を、自ら殺していないでしょうか?


前回のレポートでの「社員懇談会」の様子。どうして社長の話は感動できたのか。
それは、その会社が何をしているという機械的な情報のみではなく、やはりその中にいる「人間」がどう学習し、どう成長しているか、それを見せてくれたんですね、社長の話は。結局、会社は中にいる人間が作っている、ということでしょうか。


その「人間」を見せてこそ、この「会社で働きたい」と、自分に関連付けられるのだと思います。


海外大生は特に、日本のいわゆる「決められた線路」やエリートコースを蹴って、そのシステムの外に飛び出した人間の集まりですから、「大企業」とか「安定」とかいう言葉に、響かないんですよね。


心に響いたことに(しか)、まっすぐ(になれない、曲がった)人が(比較的)多いんじゃないかと思います。


では、留学生はその自分の異様さ(ユニークさ)をどう自己認識し、伝えられるか。
「大学名」や「年齢」というスペックではなく、中身をみてもらうためには、面接で話せるネタ作りです。


留学経験で深まった自分への理解、自信が持てる事、もっと頑張りたい事、異種の人間と関わる中で、今まで知らなかった選択肢や考え方に出会った、そうやって自分を客観的に評価しながら、進みたい方向が見えてきたり、こなかったり。


そういった試行錯誤や徹底的な自己分析から、「自分自身」が「自分」をまず認めること。それが、自分の将来を決める就活に対する、一番大事な姿勢ではないかと思いました。


会社のカラーや「欲しい人材像」という「型」に自分をはめるのでは、日本の大学に行っている「国内大生」と同じこと。最近の国内大生は面接で、誰もかれも決まりきった文句を、たった1つしかない「正しい答え」のように繰り返すので、面接官も聞いていてあきてしまう、嫌になってしまう、眠ってしまうとか。。。


だからこそ、アメリカにきて自分の異様さ(個性ともいう)を受け入れてくれる社会に出会った学生は、誰を目の前にしても、本来の自分に自信を持って、それを売りにしくこと。


敬語も節度も、相手への尊敬の念があれば自然と出てくるものなので、「間違い」や「勉強不足」を理由に逃げるのではなく、海外の大学で頑張ってきた自分を、一番自分が褒めてあげて欲しいと思います。


ミヤ


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