アメリカの大学は3年で卒業できるって本当?【大学留学のコツ】
アメリカの大学の「単位制」を活用すれば、3年で四年制大学を卒業することもできます。卒業までの期間を短くすれば、それだけ費用も節約できます。
この単位の仕組みを、留学カウンセラーの栄陽子が解説していきます。
アメリカの大学は3年で卒業できるって本当?【大学留学のコツ】
単位制を活用して四大を3年で卒業
アメリカの大学の1年度は、9〜12月の秋のセメスターと、1月〜5月の春のセメスターから成り立っています。セメスターというのは、二学期制における1学期のことです。
多くの学生は、1セメスターに4〜6つの科目をとります。平均して5科目です。
アメリカの大学の1科目はだいたい3単位ですから、1学期に15単位をゲットする、ということになります。
そうすると1年(秋と春のセメスター)で30単位を取得するというのが一般的です。
アメリカの四年制大学の卒業単位は120単位前後ですから、1年に30単位ずつ取得していけば、普通に4年で卒業することになります。
でも、1学期に6科目、単位数でいえば18単位ずつ取得していけば、4年ではなく3年半で卒業することができます。
さらにアメリカの大学の夏休みは3か月と長く、その間サマースクールといって、夏期の集中講義が行われます。このサマースクールで単位を稼ぐことができます。
サマースクールで単位を稼ぐとすれば、
- 1年めの秋セメスター:18単位
- 1年めの春セメスター:18単位
- サマースクール:6単位
- 2年めの秋セメスター:18単位
- 2年めの春セメスター:18単位
- サマースクール:6単位
- 3年めの秋セメスター:18単位
- 3年めの春セメスター:18単位
これだけで合計120単位になりますから、四年制大学を3年で卒業することが可能になります。
最近はアメリカの大学の学費が高いので、四年制大学を3年で卒業するのが一種の流行になっています。そうして費用を節約するのです。

