アメリカ大学の営業&入学審査専門部署「アドミッションズ・オフィス」はどんな人たちが何をしているのか?
『アドミッションズ・オフィス』という言葉を、耳にしたことがありますか? 日本では『AO入試』と称して総合型選抜試験を行っている学校もあり、AOが『アドミッションズ・オフィス』を意味していることをご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、『AO入試』のAOとアメリカ大学の『アドミッションズ・オフィス』では、意味も中身も全く違うのです。
アメリカの大学には、入学審査を行う専門の部署「アドミッションズ・オフィス」があります。彼らは学生の獲得を専門に担うプロで、小さい大学でも10人程度から在籍しています。そこから後に学長になる人を排出するくらいの、重要な部署なのです。
彼らの主な役割の一つは、営業です。大学をどうPRするか、どんな生徒が入ってくるかで大学の質は大きく変わってしまうため、つねに世界の情勢を睨み、全米・世界を飛び回り、ときに提携の提案や奨学金の提案を行って、優秀な生徒を集めるために活動しています。
また、入学希望者から提出されたレポートを審査して入学許可を出すのも、この部署の大きな役割です。日本の大学では、先生が入学審査などを兼任しているため、同じ働きをするセクションはありません。
大学の名声は、彼らの腕次第。そんなアドミッションズ・オフィスの人たちについて、栄 陽子が語ります。
レベルも名声も彼らの腕しだい? アメリカの大学のアドミッションズ・オフィス

