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大学留学はいつから行くのがいいですか? ベストの学年は?

今は日本の高校生ですが、大学はアメリカに行きたいです。大学留学はいつから行くのがいいですか。最初からアメリカの大学に入学するのがいいのか、それとも3年生くらいになってから行くのがいいのでしょうか。それによって留学の準備も変わってくると思います。教えてください。


留学の意志があり、家族が賛成し、資金も準備できるなら、その時点が大学留学の「いつ」です。

◆アメリカの大学は日本の大学の単位を認めてくれる

アメリカの大学は世界で唯一、国内の他の大学だけでなく、他の国の大学の単位を認めて編入させてくれます。これはハーバード大学でもスタンフォード大学でもUCLAでも同じです。35単位や45単位といったちょっとはんぱじゃないの、という単位数でも認めてくれるのです。

したがって大学1年生からでなくても、2年生からや3年生からでも留学が可能です。

では、いつがベストか考えてみましょう。

◆大学1年生として入学

数カ月の語学留学ではなく、何年かかけてアメリカの大学を卒業するという目的の留学では、それなりの覚悟が必要です。特に日本では小学校から大学までみんな同じ時に入学して卒業して、就職して、という考えがしみついていますので、ちがう方法を取るとまわりから思わぬ風圧を受けることがあります。

日本の大学を受験しないで1年生からアメリカの大学に入学するとなると、日本の大学受験から逃げるのか、なんてことまで言われます。長いきびしいチャレンジングな道を目指そうとしているのに、逃げるといわれても困るのですが、皆と同じことをしないのは、けっこう大変です。

理系か文系か芸術系か自分が進むべき方向がわからない人は、日本の大学よりもアメリカの大学が適しています。専攻は3年生までに決めても大丈夫ですし、物理と音楽など異なる分野を二つ専攻することも可能です。

大学1年生といえば、まだ18歳で、様々なことに親の援助が必要です。ご両親がアメリカ留学の意義を理解してくれて、金銭的にも援助してもらえるとなると、とてもラッキーですから、思い切って、世界に一歩ふみだすのがいいと思います。

◆日本の大学からアメリカの大学に編入

もし、高校の先生やご両親が留学に賛成してくれなければ、日本の大学に入学しましょう。でも大丈夫。日本の大学の単位を60単位までアメリカの大学は認めてくれるので、2年間日本の大学に行っている間に次のチャンスを狙えます。

30単位認めてもらえばだいたいアメリカの大学の2年生、60単位で3年生として編入できます。

◆社会人として大学に編入・大学院に入学

日本の大学を卒業するまで、留学のチャンスがめぐってこなければ、しばらく社会人として働いて、お金を貯めて留学しましょう。大学院から留学することも可能です。もう一度3年として編入して、日本の大学とは違った分野を勉強することもできます。

発展途上国の若者は、いくら働いても1ヶ月1万円とか2万円の給料です。とてもアメリカ留学への費用をまかなえるお金は貯まりません。その点、日本で本気でお金を貯めれば、留学は可能です。

なんといっても留学は本人の強い意志が大切。本人に留学したいという強い考えがあり、費用の用意ができ、ご両親などまわりの賛同を得られる時が、その人にとって一番留学をするのによい時、つまり「大学留学のいつ」です。

おそすぎるということはありません。アメリカ留学ほどスリルとサスペンスと興奮に満ちているものはないのですから。

[参考リンク]
大学留学
大学編入留学
大学院留学

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