エッセイ(大学留学の出願書類)

自己アピールの作文

エッセイとは、自分の意見や価値観、経験などを述べる作文のことです。大学に出願者のことを知ってもらうための、またその大学に入学したい熱意を伝えるための、自己紹介文です。

エッセイは、合否を左右するとても重要な書類です。とくに私立大学はエッセイを重視します。成績やTOEFL®テストのスコアといった数字では表せない個性や価値観、意欲、将来の夢などを、エッセイから読み取ろうとするのです。出願者にとっては自己アピールのチャンスですので、「いい作文」や「むずかしい英単語を用いた作文」よりも、自分らしさ・ユニークさを存分に表現した作文を心がけましょう。

エッセイのトピック

エッセイのトピックは、書き手の自由に委ねられる場合と、それぞれの大学から課題が与えられる場合とがあります。大学から指定されるトピックは、以下のタイプに大別されます。

1. 出願者自身のことを書かせるタイプ

  • 「本学に入学するにあたって、あなたの資質やこれまでに成し遂げたとこについて述べてください」
  • 「人間関係においてあなたは何を重視しますか。あなたと最も親しい人はだれですか。またそれはなぜですか」
  • 「あなたの尊敬する人物はだれですか。またなぜですか」

等が課題の例です。

2. その大学を志望する理由を書かせるタイプ

  • 「あなたの教育目標を達成するために、なぜ本学に入学したいのか述べてください」
  • 「あなたは本学と在学生に対して、何を、どのように貢献できますか」

などが課題例です。

3. 出願者の創造性やユニークさを探るタイプ

  • 「過去、現在、未来を問わず、また実在するしないにかかわらず、1年間一緒に過ごしたい人を挙げるとしたら、それはだれですか。またなぜですか」
  • 「あなたはいま、300ページの自伝を書き終えました。その217ページ目を提出してください」

等が課題の例です。

魅力的なエッセイを書くために

なぜアメリカの大学はエッセイを課すのかというと、高校の成績やSAT®、TOEFL®テストなどの数値だけではうかがい知れない、ユニークな素養を見いだそうとするからです。パフォーマンスを大切にするアメリカの大学は、エッセイによる表現力にも注目します。

アメリカの高校では、いろいろな課外活動やボランティアをすることを薦められますが、これは深い内容のエッセイを書ける人になることにつながるからです。机の勉強だけではなく、じかに触ったり、自分の目で見たり、痛い目にあったり、共感することがあったり、いろいろなことを体で感じることがとても大切で、そのような経験が、より魅力的なエッセイに表れると考えられています。また文章力や表現力をつけるための読書も欠かせません。毎日、新聞に目を通して、問題意識を養っておくことも大切です。

このように日々の積み重ねが、よりよいエッセイを書くためには不可欠です。もともとエッセイには「正答」というものはありません。日々の生活のさまざまな局面を通じてありのままの自分の魅力を磨き、自分らしさを掘り起こし、それを言葉として表現することで「自分にしか書けないエッセイ」をめざしましょう。



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