授業

アメリカの大学に留学しようと思っている人にとって、「授業についていけるかどうか?」という不安はつきものです。このページでは、英語のハンデをかかえる留学生が、いかにアメリカの大学の授業を乗り切っていけばいいのか考えてみたいと思います。まずは、アメリカの大学の授業のスケジュールから見てみましょう。

授業のスケジュール

アメリカの大学の授業のスケジュールは週ごとに定められています。科目の単位数=1週間の授業時間、というのがおおよその目安です。アメリカの大学では1科目につき3単位得られる、というのが一般的ですので、「微分積分学:月・水・金曜日9:00~9:50」とか、「経済学:火・木曜日14:00~15:30」といった時間割になります。

1学期にだいたい5科目=15単位とるのが標準ですから、1週間の授業時間はだいたい15時間ということになります。

ディスカッションが中心の授業

アメリカの大学の授業はディスカッションが中心です。宿題として読んできた教科書の内容をもとに、学生たちが意見を交わすことで、授業が進行します。教員は、そのディスカッションの進行役を務めます。

「自分の意見をもつこと」はアメリカではとても重視されています。そしてその意見を学友と分かち合い、それに対する意見や反論に耳を傾けることで、一人ひとりの違いを認め合い、相互の理解を深めるというのがとても大切だと考えられているのです。

日本人留学生にはなかなか慣れないディスカッションですが、黙っていることは理解していないことだと見なされてしまいかねませんし、またディスカッションに積極的に参加することが、成績にもよい影響をもたらしますので、少しずつでもディスカッションに参加するようにしましょう。

ディスカッションに参加するためには、そのトピックについてよく理解していることが欠かせません。そのために教科書を読む宿題が出されるわけですが、教科書に書かれていることをただ述べるのではなくて、その内容に対する自分なりの意見や疑問をもち、言葉として発しなければなりません。とても厳しい学習ですが、自分の考えを聞いてもらえる・認めてもらえるという実感を得られれば、やりがいをもって取り組めるようになります。

 

留学生がアメリカの大学の授業を乗り切るために

アメリカの大学で欠かせない「予習」

アメリカの大学の授業についていくためには、予習が欠かせません。

毎回の授業で、次の授業までに「教科書のp.27~p.58」とか「10月13日号のTIME誌のp.15~p.17の記事」といった、読む宿題が出ます。読む宿題のことをReading Assignmentといいます。授業では、宿題として読んできた内容について、学生たちが意見を交わします。

つまり「宿題」=「予習」なのです。


授業で発言することを前もって考えておく

予習をしておかなければ、自分の考えを言うこともできませんし、クラスメイトの発言に対する意見を述べることもできません。逆に、予習さえしっかりしておけば、授業でなにかしらの意見なり疑問なりを言うことができるはずです。

「みずからの意見を述べる」という授業のありかたに慣れていない日本人留学生は、ディスカッションでもついつい黙りがちになります。しかし、きちんと予習をして、「今日はこのことを言おう」とリハーサルをして授業に臨めば、あとはちょっとした度胸で、発言できるようになります。

留学生であることはメリットになる

大切なのはオリジナルでユニークな発想

アメリカの大学では、授業も、リーディングも、ディスカッションも、すべて英語です。日本人留学生にとって、これはたしかにハンデになります。

しかし、アメリカの大学で問われるのは英語力ではありません。問われるのは、その科目で扱うトピックについての理解力であったり、オリジナルでユニークな意見や発想です。

「オリジナル」で「ユニーク」であるという点においては、留学生はアメリカ人学生に比べて、1歩先に出ています。日本人ならではの価値観や発想は、それだけで十分にオリジナルかつユニークなものとして、アメリカの授業では歓迎されるからです。

 

「自分らしさ」を発揮すること

ディスカッションでは、他のクラスメイトの意見に同調する必要はありません。むしろ、さまざまな視点や見かたを交わすことのほうが大切です。「多様性」は、アメリカの大学ではとても尊重されています。

つねに「あなたならどうするか」「あなたはどう考えるか」が問われるアメリカの大学。英語のハンデにおじけづく必要はありません。「あなた」らしい考えかたをのびのびと育てていけばいいのです。

アメリカの大学の予習は日本でもできる

留学生がアメリカの大学の授業を乗り切るコツは、いかに前もってその授業の内容を知っておくかということです。

じつはアメリカの大学の授業の予習は、日本ですることもできます。

アメリカのそれぞれの大学のWEBサイトには、その大学で開講している科目の「講義概要」(Course Descriptions)が載っています。これを見れば、その科目がどのようなトピックを扱うのか、おおよそのことを知ることができます。

 

留学の予習教材として最適なシラバス

また科目によっては、「シラバス」(Syllabus)もWEBサイトに載せています。これは、その科目の授業進行表とでもいうもので、その科目の:

  • 主旨
  • 授業のスケジュール
  • テキスト・副教材
  • 成績のつけかた
  • テストの日程と内容
  • 宿題・課題
  • ペーパー(レポート)の内容・長さ・提出期限

などが記載されています。

このシラバスを読めば、その科目の全体像だけでなく、毎回の授業で扱うトピックや宿題もわかります。予習するにあたって、最適な手がかりになります。

自分がめざす大学のシラバスでなくてもかまいません。たとえば「心理学概論(Introduction to Psychology)」などは、どの大学に留学しても、一般教養科目として学ぶことになる可能性がとても高い科目です。大学によってその内容がいちじるしく異なるということもありません。

わかりやすく書かれているシラバスをインターネットで探して、それを丹念に読み込めば「なるほど、心理学の基礎的な内容って、こういうことなんだな」というイメージがつかめます。その内容について、まず日本語で知識をつけておけば、実際にアメリカの大学で授業に出た際にも、意外とすんなり頭に入ってくるはずです。

アメリカの大学に留学して授業を乗り切るカギは、「日本での予習」にある、といってもいいのです。


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