単位についての考え方

アメリカの大学における「単位制」

アメリカの大学は単位制です。四年制の大学であっても、単位取得のペースによっては3年半とか4年半とかで卒業できます。学年も、取得単位の数によって定まります。一般的には、学年と取得単位数の関係は以下のようになっています。

  • 1年生(Freshman):0~29単位
  • 2年生(Sophomore):30~59単位
  • 3年生(Junior):60~89単位
  • 4年生(Senior):90単位以上

アメリカの大学を卒業するのに必要な単位数は120~130単位です。1年に30単位ずつ取得していけば、ちょうど4年間で卒業できることになります。セメスター制(二学期制)をしいている大学であれば、1学期につき平均して15単位を修めれば、4年で卒業です。サマースクールを活用すれば、四年制大学を3年半で卒業することも決して無理なことではありません。

単位数=1週間の授業時間数

一般的な講義科目の場合、単位数は1週間の授業時間数と同じです。アメリカの大学は1科目につき3単位を得られるという科目が多いのですが、その科目の授業時間は1週間に3時間ということになります。時間割でいえば、「月・水・金曜日10:00~10:50」とか「火・木曜日13:00~14:30」とかです。実験科目や実習、インターンシップについてはこの原則は当てはまりませんが、ほとんどの大学では、1単位に対する学習の量を、Carnegie Unitというシステムに従って定めています。

科目のレベルは科目番号によって予想できる

単位の数は、学習時間のみによって定められますので、科目のレベルとは関係がありません。「3単位の文学の科目を修めた」ということであれば、学習時間はおおよそ推し量ることができますが、どの程度のレベルの科目であるかはわかりません。

そこでアメリカの大学では、一つひとつの科目に3ケタの番号を振り分けています。この番号によって、その科目のレベルがうかがえるシステムになっています。州や大学によって細かな違いはありますが、一般的には以下のように科目番号(Course Number)が付いています。

000番台初級レベルで、大学の単位としてはカウントされない科目
100番台初級レベルで、おもに1年生が学ぶ科目
200番台初級レベルで、おもに2年生が学ぶ科目
300番台上級レベルで、事前に修めておかなければならない科目(Prerequisite)が定められている、おもに3年生が学ぶ科目
400番台上級レベルで、Prerequisiteが定められており、おもに大学4年生が学ぶが、大学院生が履修することもできる科目(同じ科目であっても大学生には400番台の科目番号があてられ、大学院生には500番台の番号があてられることもあります)

アメリカでは、なにごとに限らず初級レベルのことをよく「101」といいます。「○○のはじめの1歩」という意味で「○○101」といったりします。これはアメリカの大学の科目番号のシステムが、初級レベルの科目に対して100番台が振り分けられることに由来します。

科目の種類

アメリカの大学を卒業するためには、それぞれの大学が定める単位数(おおむね120~130単位)を修めればよいのですが、ただ単位をとればよいというわけではありません。卒業するまでにとらなければならない科目の種類が、それぞれの大学および専攻課程で定められています。

卒業までにとらなければならない科目の種類は、以下のように分類されます。

  • 一般教養科目
  • 専攻科目
  • 選択科目

一般教養科目は、専攻にかかわらず、その大学を卒業するためにすべての学生がとらなければならない科目です。だいたい1、2年次に履修するものです。科目番号でいえば、100~200番台の科目です。

専攻科目は、自分が専攻する分野の科目です。専攻科目の中で、必ずとらなければならない必修科目と、自由に選択できる選択科目とがあります。

選択科目は、自由に選んで履修する科目です。

これらの科目について、それぞれに定められた単位数を履修することで、大学を卒業できるということになります。

科目の種類と単位数

一般教養科目、専攻科目、選択科目それぞれの必修単位の数は、大学や専攻によってまちまちです。卒業単位を120とする場合、

  • 一般教養科目:30~50単位
  • 専攻科目:30~60単位
  • 選択科目:20~40単位

というのがおおよその目安です。リベラルアーツ・カレッジは、一般教養に力を入れているところが多いので、一般教養科目の必修単位数もそれだけ多くなりますが、専攻の必修の量はそれほど大きくありません。それゆえ二つの異なる分野を専攻すること=ダブルメジャーも、リベラルアーツ・カレッジではそれほど大きな負担を感じることなくできます。一方で芸術の専門大学では、一般教養科目の必修単位は少なく、代わりに専攻科目の割合が大きくなります。

卒業の要件

アメリカの大学を卒業するための要件(Graduation Requirements)のうち、単位数についてまとめると、一般教養科目・専攻科目・選択科目それぞれについて、定められた単位数を修めることです。合計で120~130単位が、アメリカの四年制大学を卒業するために必要な単位数です。専攻科目についていえば、「科目番号300番台以上の科目を4科目以上とること」といった規定が設けられていることもあります。

そのほかの卒業要件としては、成績についての規定があります。どの大学でも、平均してC平均以上の成績を修めることが求められます。専攻科目については、B以上の成績が求められる場合もあります。

また、ある大学を卒業するためには、卒業直前の1年間をその大学で学ばなければならないという決まりがあり、また卒業単位の半数以上をその大学で修めなければならないとする規定もあります。これらの規定のことを“Residency Requirements”といいます。

このResidency Requirementsによると、卒業単位のうち半数は別の大学から単位を移行してもよいけれど、残りの半数はその大学でとらなければならないことになります。アメリカの四年制大学の卒業単位は120~130単位ですので、移行できる単位数の上限はだいたい60単位ということになります。

科目をとる順序

科目を履修する順序としては、1、2年生のときに100~200番台の科目をとり、3年生以降に300~400番台の科目をとっていくのが普通です。300~400番台の科目には、「あらかじめ履修しておかなければならない科目(Prerequisite)」が設けられていることが多く、1年次からとることはできません。

100番台、200番台の科目の多くは一般教養科目に分類され、300番台、400番台の科目は専攻科目に分類されます。つまり1、2年次に一般教養科目をとり、3年生から専攻の科目をとっていく、ということになります。

そこで編入できる単位の上限が60単位ということは、この60単位が、「おもに1、2年生のときに学ぶ一般教養科目」に相当するという考えかたが成り立ちます。そして実際に認められやすい単位とは、編入先の大学で開講している一般教養科目に相当する科目の単位、ということになります。



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