テストスコア

三つのStandardized Tests

アメリカには日本のセンター試験にあたるテストはありませんが、大学進学を控えた高校生が受ける、全国統一のテストがあります。これはStandardized Testといって、全国統一ではありますが、民間の企業・団体によってつくられています。その代表的なものが、

  • SAT®
  • ACT®:American College Test

これら二つのテストです。このほかに留学生が受けるものとして

  • TOEFL®テスト:Test of English as a Foreign Language

があります。

アメリカの大学の多くが、SAT®かACT®いずれかのスコアの提出を求めていますが、編入生の場合、すでに「大学生としての経験」をもっていますので、大学レベルの授業についていけるだけの学力があると評価され、これらのテストが課されないこともしばしばあります。なお英語を母国語としない留学生にはTOEFL®テストのスコアについては、新入生・編入生にかかわらず提出が求められます。

これらのテストは合否に少なからず影響するとはいうものの、このスコアのみで自動的に合格になったり不合格になったりということはありません。少なくとも高校・大学の成績よりもテストスコアが重視されることはありません。「テスト=入試ではない」と心得ておきましょう。

SAT®:全米共通の国語と数学のテスト

SAT®は、1926年につくられた、アメリカで最も古くまた最もポピュラーな Standardized Test です。

高校までが義務教育のアメリカでは、地域や学区によって高校のレベルがさまざまで、高校の成績だけでは個人の学力を正確に比較することができません。そこで、大学での勉強にどれだけ準備できているかを全米で統一的に判定するものとして、SAT®がその役割を担っています。年に7回(日本では6回)行われるうち何度受けてもかまいませんが、だいたい1~3回くらい受けるのが一般的です。大学には、最も高いスコアが評価されます。

SAT®は、

  • 読解を中心とした「クリティカルリーディング」
  • 文章表現を中心とした「ライティング」

これら二つのセクションで英語(アメリカでは国語)能力を測定し、

  • 「数学」

のセクションで数学力を測定します。

SAT®はこれら三つのセクションから成るテストと、英語・歴史・外国語・数学・科学の分野からなる教科別テストの、2種類があります。

SAT®は、セクションごとに200~800点の間で採点されます。問題の種類と出題数は以下の通りです。

クリティカルリーディング

  • 空欄補充:19問
  • 読解:48問

数学

  • 選択式の問題:44問
  • 受験者自らが解答を導き出す問題:10問

ライティング

  • 受験者本人が書くエッセイ:1題
  • 効果的な文章を見きわめる問題:25問
  • 文法の誤りを見つける問題:18問
  • パッセージ(文章の節)の文脈において文章を改善する問題:6問

SAT®の数学は、およそ日本の中3から高1のはじめくらいのレベルです。日本人でもわりによい点数がとれます。英語力がそんなに高くなくても数学は理解しやすいので、ちょっとやりかたを学べば、満点近くとれてもおかしくないと思います。

問題は、国語力です。TOEFL®テストというのは英語の理解力を測るテストですが、SAT®のクリティカルリーディングとライティングはこれとまったく異なります。アメリカ人と同じように英語で考え、理解し、表現しなければなりません。多くの大学では、日本人留学生に対しては、英語はTOEFL®テストのほうで評価されますので、数学のセクションでよいスコアをとるようにしましょう。

SAT®の受験申込などの詳細については、SAT®のオフィシャルサイトを参照してください。

ACT®:学力の達成度を測るテスト

ACT®はAmerican College Testの略で、SAT同様に、アメリカの高校生が受けるStandardized Testです。アメリカの大学の多くは、SAT®かACT®いずれかのテストのスコアの提出を求めていますが、SAT®が「大学の学業をやっていけるかどうか」を測るのに対して、ACT®は「学力の達成度」を測るテストだと一般的には捉えられています。

英語、数学、読解、自然科学の四つのセクションから成り、全部で215の選択肢問題が問われます。アメリカでは年に6回、その他の国では年に5回受けられます。

ACT®の受験申込などの詳細については、ACT®のオフィシャルサイトを参照してください。

SAT®スコアとACT®の相関(ACTに拠る)

SAT®スコア(クリティカルリーディング+数学)ACT®スコア
160036
1490-153034
1400-143032
1330-135030
1290-132029
1250-128028
1170-120026

TOEFL®テスト:外国語としての英語能力を測るテスト

TOEFL(トーフル)®テストは、英語を母国語としない人を対象とした、外国語としての英語能力を測るテストです。Test of English as a Foreign Languageの略です。日本でもとてもポピュラーなテストで、英語圏の大学や機関のほか、最近は日本の大学・大学院でもTOEFL®テストのスコアを入学審査対象の一つとするところが増えています。

SAT®やACT®などと同じく、何度でも受けることができますが、次回の受験まで12日間を空ける必要があります。日本では主要都市で受けられます。大学は一番高いスコアを評価してくれるので、まずは力試しに一度、受けてみるとよいでしょう。

テストの構成は、

リスニング

講義についての設問と、会話についての設問があります。講義は、3~5分のものが4~6種類あり、講義ごとに六つの設問に答えます。会話についてはそれぞれ3分ほどのものが2~3種類あり、それぞれについて五つの設問に答えます。

スピーキング

約20分で、六つの設問から成ります。受験者本人の考え、意見、体験について話すものと、リスニングとスピーキング、あるいはリスニングとリーディングとスピーキングなど、複数のスキルの組み合わせが問われるものがあります。

リーディング

三つから四つの節の文章を読みます。文章ごとに 12~14 の設問があります。文章は、大学レベルの教科書からの抜粋です。

ライティング

文章を読み、講義を聴いたうえで、その内容に関する質問の解答を記述するものと、あるトピックについてのエッセイを記述するものとがあります。

これらの四つのセクションから成り、コンピュータで受験します。テスト時間は休憩を含めて200分~250分です。かなり体力も要求されるだけのテスト時間です。結果は受験日の約10日後に、オンラインで確認できます。

アメリカの大学の多くは、英語が母国語でない出願者には、TOEFL®テストのスコアの提出を求めています。しかし、そのスコアだけで合格になったり不合格になったりすることはありません。大学は語学学校とは異なりますので、英語力よりも「学力」を評価します。

スコアは、四つのセクションがそれぞれ0~30で評価され、合計スコアとしては0~120になります。大学によっては61を入学基準としていますが、これは目安と考えておけばよいでしょう。

TOEFL®テストの受験方法などの詳細については、日本語のオフィシャルサイトを参照してください。



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