編入についての考え方

アメリカの大学における編入

アメリカでは、ある大学から別の大学へ編入することをTransferといいます。アメリカの大学において、編入とは進路の選択肢としてとても身近なものです。アメリカの大学生の3分の1が編入を経験しているともいわれています。

アメリカの大学で編入がよく行われているのは、おもに二つの理由が挙げられます。一つは、アメリカの大学は「単位制」であるため、大学間の単位の互換システムがよく整っていることです。もう一つは、高校までが義務教育であるアメリカでは、大学に入って初めて自分の進むべき道について深く考えるようになる学生も多く、大学生になってから進路を変更したりステップアップしたりというニーズが高いことです。高校を卒業する時点では「本当は何をしたいのかわからない」というのが多くのアメリカ人の本音であって、それを探し出す・見つけるのが、大学という場所だと考えられているのです。ほかにも、大学院進学のためのアカデミック・バックグラウンドを身につけるため、とか、キャリアチェンジにあたっての知識を習得するため、など、さまざまな動機や目的に応えるものとして、大学への編入が位置づけられています。

二年制大学を卒業して四年制大学に編入する人はもちろんのこと、四年制大学から別の四年制大学に編入することも、アメリカではよく行われています。それがめずらしいことでも、特殊なことでもありません。オバマ大統領が、西海岸のリベラルアーツ・カレッジであるOccidental Collegeから東海岸のColumbia Universityに編入したことはよく知られています。

高まる「編入留学」のニーズ

単位の互換は、日本の大学からアメリカの大学に編入する際にも適用されます。そのことが広く認知されるようになったことも手伝って、近年は、とくに編入を希望する日本の大学生が増えています。動機や事情はさまざまですが、たとえば以下のようなことが挙げられます。

  • 日本の大学に行くかアメリカの大学に行くか、高校生のときから迷っていた。
  • 偏差値で日本の大学を選択して入学したが、勉強したいことがわからなくなった。または、現在の学部と違うものを勉強したくなった。
  • 日本の大学に入学したが、勉強に身が入らず、みんなと遊ぶことにも納得ができず、アメリカの大学で寮生活をしてキチンと勉強する生活を送りたい。
  • 日本の大学に入学したが、あっという間に就職活動ということになってしまい、それがいいことであるとは納得できない。もう少し自分について考える時間がほしい。
  • 日本の大学に入学した、あるいは卒業したが、それに伴う実力があるとは思えない。もう少し世界で通用する力を身につけたい。
  • 短大に在学中、あるいは卒業したが、やはり短大卒では物足りないので、キチンと四年制大学を卒業したいが、同じ編入するのならアメリカの大学にチャレンジしたい。
  • アメリカの大学に本来なら進学したいが、費用の問題があるので、とりあえず日本の大学に入学した。現在、アルバイトでお金を貯めながら留学のチャンスをうかがっている。
  • 日本の大学を卒業して社会に出たが、もう一度自分の方向性を考えたいし、英語の実力もつけたいので、大学院ではなくもう一度大学に編入したい。
  • 社会人だが、どうしてもアート、または音楽、スポーツなどへの興味を抑えることができない。アメリカの大学ではアートや音楽も初歩から学べるということなので、編入して自分が好きなことを学びたい。
  • 本当は大学院に進学したいが、日本の大学の専攻と違いすぎる、大学の成績が悪い、英語力がないのでまず編入したい。

必ずしもネガティブな理由ばかりではありませんが、どこかで現状に疑問を感じていたり、自分のことをよく見直してみると大学生であることに違和感を抱いたりしていて、その打開策の一つとして、アメリカの大学への編入を積極的に考えてみようという人は少なくありません。「自分探しのため」という理由を掲げる人もいます。

企業が注目する留学生

かつては日本の大学をやめてアメリカの大学に編入することに対して、周囲の理解を得られにくく、またリスクばかりが心配されて、なかなか実現に至らないのが「編入留学」でした。とくに将来の就職に対する懸念は、編入留学を妨げる大きな要因の一つとなっていました。

それが最近では、編入留学に対する抵抗が薄くなりつつあるばかりか、むしろ編入留学に対して留学生自身がかなり前向きに、本気になって考えるようになり、また周囲も積極的に協力・応援しようというように変化してきています。

たとえば就職についていえば、アメリカの大学を卒業した留学生に対する企業からの期待は高く、留学生を対象とした面接会がアメリカ各地で開かれ、その場で内定が決まることも少なくありません。英語力のみならず、世界的な視野やコミュニケーション力など、留学を通じて得られるさまざまな力は、企業からすると大きな魅力になっています。そのことを留学する本人や周囲も理解するにつれて、編入留学が前向きにとらえられるようになってきています。

柔軟な単位互換システムを積極的に活用しよう

アメリカの大学は入学金というものがありませんので、編入するにあたって費用的損失はありません。したがって、アメリカでは大学を移るということにそれほど抵抗もありません。

日本の文部科学省が認めた大学であれば、そこで得た単位はアメリカの大学に認められます。通信教育でも放送大学でも夜間大学の単位でもかまいません。単位の認否については大学のレベルは問われませんので、どの日本の大学に行っても心配ないのです。

日本の大学に行くかアメリカの大学に行くか悩むというのはよくあることですが、それほど深刻に考えず、まず日本の大学に入学して単位を取得して途中からアメリカの大学に編入すればよいわけです。二つの大学を経験するというのも悪いことではありません。

しかも何学部に入学しようと、主に一般教養の科目を中心に履修していれば、アメリカの大学の1、2年生の単位に相当します。日本の大学の学部とまったく違う分野を専攻してもOKです。たとえば日本で経済学部に入学して、アメリカの大学に編入後はスポーツ経営学を専攻しても大丈夫です。日本の大学に入学して1、2年後にアメリカの大学に編入することで、留学費用の節約にもつながります。



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