Guns in the Classroom? コロラド州の銃問題

こんにちは、栄陽子留学研究所ボストンオフィスでインターンをしています、長岡です。
今日の気になったニュースを紹介したいと思います。

コロラド州最高裁判所で、 教室への銃の持ち込みをめぐる論争が起こっています。裁判所は学生には教室に銃を持ち込む権利があると主張する一方で、コロラド州立大学の教授は、教室に銃を持ち込んでいる学生がいたら講義を中止すると主張しています。一方、学生側は、もし銃を持ち込むことができないのなら、いったいどのように自分の身を守ればいいのか、と自己防衛の観点から銃の持ち込みを規制される懸念を示しています。

そもそもなぜコロラド州では、銃問題が特に厄介な問題となっているのでしょうか。それは、コロラド州が全米の中でも名だたる大量の発砲事件が起こっている州だからなのです。

銃社会とは程遠い日本で育った人間にとって、アメリカの銃をめぐる問題について身近に感じられないことも多いかと思います。事実、アメリカ=銃社会と漠然とした不安を抱えている方も少なくないです。

合衆国の銃愛好家の市民団体、全米ライフル協会(National Rifle Association)は、人を殺すのは人であって銃ではない、というスローガンのもとに、銃規制の反対を訴えています。しかし、銃を取り扱う人間の道徳心にすべての責任を課すことはできません。殺人の手助けをするのもまた銃です。ナイフなどの他の凶器とは違い、引き金を引くというたったひとつの動作で人を簡単に殺めてしまう銃の恐ろしさを考えてみてください。一時の衝動や勢いで、引くつもりのなかった引き金を引いてしまうこともあります。ちなみに、アメリカで起こっている自殺の多くは、銃によるものです。

今回ご紹介したコロラド州で起こっている教室への銃をきっかけに、銃問題について考えてみてはいかがでしょうか。

長岡


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