Grinnell Collegeなくして「シリコンバレー」は生まれなかった!?

アメリカでは新学期が始まりました。
そんな中、この時期はアメリカの大学のアドミッションズオフィスの方が多く来日するシーズンでもあります。


昨日はアイオワ州で一番古い大学の一つ、名門リベラルアーツ大学のGrinnell Collegeから留学生担当のジョンさんが来訪されました。


生徒さんも交えて、大学の話をしてもらいました。


Grinnell Collegeは毎年ランキング入りするようなリベラルアーツ大学のトップ校の一つです。 日本の大学の中では早稲田大学から短期留学の学生さんが来ることがあるそうですが、現在Grinnell Collegeに在籍している日本人学生は、栄 陽子留学研究所から留学した2名のみだそうです。


またGrinnell Collegeはスマートフォンやパソコンに入っているチップを生産する半導体メーカーの大手、インテルと深い関係があります。実は、インテルの共同創業者の一人で"the Mayor of Silicon Valley"と呼ばれるロバート・ノイスは“Grinnellian”(Grinnellの学生、卒業生のことをこう呼ぶようです)なのです。


Grinnell Collegeで物理と数学を学んだノイスは、その後さらにマサチューセッツ工科大学で物理を学んだ後、その頃はまだ「シリコンバレー」という名前すら存在してないカリフォルニアに移り、シリコンバレーの由来となるシリコン半導体を最初に作ったと言われる会社で働き、その後インテルを創立しました。
彼なくして今の「シリコンバレー」は、その名前すら存在せず、Grinnell Collegeなくしてノイスはここまでの偉業を成し遂げられなかったのではないでしょうか。


彼の功績をたたえ、数学、生物、化学、心理学の学部があるサイエンスセンターはRobert N. Noyce ’49 Science Centerと名付けられました。


また、毎年12名の選ばれた学生がSilicon Valley Industrial Tourに参加し、ベンチャー企業やテクノロジー関係の会社で働く卒業生を訪問しながら、最後はインテルを訪問します。最新のシリコンバレー事情を肌で感じることが出来ます。(費用は学校側が負担してくれます!)


コンピュータやサイエンスの話ばかりしてきましたが、ほかに経済学や政治学、歴史、英語なども人気の専攻だそうです。


あっという間に時間が来てしまいましたが、意外な面白い話が聞けて楽しい時間が過ごせました。


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