留学生の就活:Boston Career Forum Report vol. 4 アメリカの多様性と合理的な社会構造について 

留学生からしたら、日本を飛び出して知りうるアメリカの合理的思考、アバウトな感覚で全てが回っていることに、「なるほど」と思っています。


例えば、日本の完璧なまでのカスタマーサービスや、製品の質の良さ。完璧を目指して、1つの方向に皆が向かっているから、研究熱心、勉強熱心。それが今までの日本の技術革新や精密さ、細やかさを先導してきました。


ですが、人間ってそもそも完璧ではなくて、矛盾する考えが入り交じっている存在だから、その狭間で悩みます。家庭と仕事の両立などなど。


一方、アメリカは「自分が心身ともに健康、幸せであること」が第一。そうでなければ、会社でいいパフォーマンスも生まれないし、幸せではない。だからといって、いつものんびり、だらだらしているわけではない。現実は、首を切られるかわからないという厳しい環境。やる時はやるし、無理をする時もある。休む時とやる時のメリハリ、バランスが上手なんですね。とても合理的な行き方。あくまで、「自分中心」の行き方。


だからこそ、個人も会社もアメリカ社会も、いろいろな次元で、いろいろな局面に、柔軟に対応できるんじゃないかと思います。それが、アメリカの「強さ」の本質かな、と思ったりしています。


アメリカの大学で学ぶ学生もそう。普段の授業では、先生や学生と疑問に思うこと、トピックから連想した考え、教科書と直接関係ない話題でも、話し合ったり脱線したりします。


要は、「学ぶ楽しさ」を得ることが重要だから。その中でも、テストに出るポイントや範囲はシラバスでばっちり「提示」しているので、学生が迷うことがないように、堀はきちんと固めています。


なので、アメリカの大学を通して、生きるスキル、学ぶ楽しさ、バランス感覚、計画性、自己責任、いろーんなこと、学んでいるのです。


「教育」の本質をキープしながら、学習機関としても成り立っている、アメリカの大学、なかなかやると思いません?


ミヤ


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