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授業の行われ方は、まず日本と同じように名簿を先生が読んで出席を確認することから始まる。それから、教科書とノートを広げて授業の内容に入っていく。Englishのクラスでは必ず何ページも読まされてストーリーを理解する宿題がでた。
忘れっぽい私の場合は、教科書の横に各章ごとに書かれていた内容をまとめて、英語ではなく日本語でメモしておいた。そうすることで授業にそって教科書のページを開くと 自動的に日本語の解説メモが書かれてあるわけだから、先生の言っていることもよく理解できたし、1年もすると自分で意見を言うだけの余裕ももてるようになった。
クラス中はとにかく先生と生徒のDiscussionバトル。先生のむずかしく突っ込んだ質問で、生徒はとにかく考えさせられっぱなし、そしてそれを人前で堂々と発表しなくてはいけない。
私のEnglishの先生Mrs. Glifithも、Mrs. Gildeaのように留学生の私をとても理解を示し、いろんな面でアドバイスをくれた先生の一人だった。彼女の場合、私を他のアメリカ人生徒たちといつも同等に扱ってくれたけれど、別の言い方をすれば「留学生だから」という甘えは彼女には通用しなかった。授業中でも必ず一日に一回「麻衣子の意見を聞かせてちょうだい」と言ってきたし、どんなに私が彼女の英語を理解していなくても、わからなければ何度も同じ質問をしてきて、私に必ず何かを発言させた。
留学する前、私は自分の意見を人前で発表するのが大の苦手だった。そんな私だったから、留学当初はMrs. Glifithに質問され、その質問の意味がやっと理解できたとしても、どう答えていいのかわからない。自分の考えを上手く英語として表現することもできず、途方に暮れ、顔を真っ赤にして先生の顔を見つめるしかできなかった。あんまり彼女の授業が辛くて、授業中に人目を気にせず声を出して泣いたことが何度もあった。
Mrs. Glifithは授業中はとても怖い先生だったが授業が終わると、落ち込んだ私をちゃんと励まし勇気づけてくれた。私がいつまでたっても泣きべそ面をしていた日、決まって彼女は「さぁ麻衣子、笑顔を見せてちょうだい。あなたはすばらしい笑顔をもっているんだから」と言ってきた。
私は単純だからさっきまで泣いていたくせに、そうやってMrs. Glifithに褒められるといつもニコッと照れ笑いをする。するとMrs. Glifithも「あ、やっぱり麻衣子の笑顔は最高ね」と言って私にからかうような笑みを浮かべながら私にウインクして見せる。厳しいときは厳しく、叱るところは叱り、褒めるところは褒める。彼女のそんなメリハリのある授業スタイルのおかげで私は鍛えられ、人前で話す度胸を徐々に身につけていった。
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