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高校留学の1年目が終わりに近づいたある日、私は授業の後アカデミックアドバイザーに呼び出され、「麻衣子はもう1年留年して、今から2年後に卒業したほうがいいのではないかしら?」と言われた。それは、私の英語では大学へはおろか卒業は無理だと言われているのと同じ。私には彼女のその一言は、とてもショックだった。1年間、Honor賞をとり続け、しかも毎日早起きして努力しているのにそれを認めてもらえていないことがとても悔しかった。
その後寮に戻り、コンピュータルームの前で私のルームメイト、アメリカ人のSaraとAlisonに出会い、最初はいろいろおもしろい話をしていつものようにニコニコ笑っていたのに、突然、目から涙があふれてきてどうしようもなくなった。人前でめったに泣かない私がいきなり泣いたものだから、二人ともびっくりして私を見つめていた。
そのうちSaraが静かに、「麻衣子、なんで泣いているのか話してみなよ。自分の気持ちを隠してないで私たちに心を開いて何でも相談してよ。私たち友達でしょ?」そう言って抱きしめてくれた。氷が溶けるみたいにそれまで張りつめていたものが切れたような気がした。しばらくは大泣きして、鳴咽のために話すことさえできなかった。でも、やっと「私の英語じゃまだ卒業は無理だし、シニアに上がることは無理だって言われたの」そう言うと、「大丈夫だよ、麻衣子はいつもがんばっているもの。心配いらないよ」Saraだけでなく今度はAlisonまで抱きしめてきた。その時から、私は少しずつ周りの人たちに心を開いて何でも話せるようになっていった。SaraとAlisonとの友情に触れて感動したあの瞬間がきっかけとなり、私は他の人たちにも心を開くようになり、感情も少しずつ周りに伝えられるようになった。
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