高校留学体験談:栄陽子留学研究所
土子 麻衣子(つちこ まいこ)さん
St. Timothy's School(メリーランド州)卒業

高校留学編

高校留学編


第5回  留学は笑顔で乗り切れ!

「麻衣子の笑顔」

高校留学 イメージ1私の笑顔は人を思わず笑顔にするパワーがあるらしい。とても嬉しいことだと思う。「麻衣子の笑顔を見ていると元気になるよ」と、いろんな人から言われてきた。高校留学はこの笑顔で乗り切ったといっても過言ではないかもしれない。留学1年目は、先ほども述べたが、相手の英語もわからず、私の英語も相手に理解してもらえないことがほとんど。そんな状況のなかで唯一私の笑顔だけは、だれの心にも伝わり周りとのコミュニケーションを助けてくれた。


成績優秀の「Honor賞」を受賞

英語の壁に悩まされたものの、私の奥底に眠っていた負けん気が徐々に目覚めていった。英語がどうした! やりたいことをなんでもやってやろう! そんな気持ちがどんどんできていった。その結果留学1年目の1学期から、成績優秀者だけがもらえるHonor賞をいただいて以来、卒業までの2年間このHonor賞をとり続けることができた。

ほかにもミュージカルのオーディションにも参加し、演技力と歌唱力の試験を受けた。何をしていいのかまったくわかっていなかったが、演技の試験では周りの人たちの動きをマネて動いたし、好きな動物の動きをしろと言われて、恥ずかしいと言う気持ちを捨てて猫になりきって一生懸命猫の演技をした。

歌唱力のテストでは、もちろん英語の歌を歌わなければいけなかった。英語の歌といえば、ディズニーの『美女と野獣』のテーマソングしか歌えなかったので、テストが始まるまで必死でカセットテープを聞きながら練習し、本番は教会でアカペラで歌った。大勢の人たちの前で一生懸命歌った。オーディションの結果、私は見事、合格! ホントに嬉しかった。合格発表を受けたときは、「どんなに不可能に思えることでも思い切ってやればできるんだ」と、留学して初めて実感した瞬間でもあったし、自分の中で自分に対する大きな自信が芽生えるきっかけにもなった。


*** 番外編コラムT  甘いものめがけてダッシュ!***

St. Timでは授業の合間におやつの時間がある。

10時ごろになるとキッチンスタッフが"Smoking House"とよばれる小さな小屋にクリームサンドのクッキーとチョコミルクやLow-Fat(低脂肪)ミルクの小さいパックを置いておいてくれた。10時になると、それめがけて生徒たちが教室を飛び出し、Smoking Houseへ一目散! 早く行かなければ、クッキーもミルクもすべて取られてしまうのだ。私も毎日走って、クッキーを何枚か握りしめミルクと一緒に食べた。めったにスーパーマーケットには行けない環境で、甘いものがほしくても、普段買える甘いものはBook Store(いわゆる購買部)においてある"のど飴"だけ。そんなこんなでお菓子は貴重品だったから、10時のおやつのクッキーはどうしても取り合いになってしまう。今思い返せば、たかが小さい子が食べるような甘ったるいクッキーだったのになぁ……。

高校留学 イメージ2そうそう、10時に出るクッキーのほかに、私たち生徒が目の色を変えて競った食べ物といえば、ドーナツ。前回も私の高校にはいろいろな行事が行われていると書いたが、その行事には決まってダンキンで買ったいろんな種類のドーナツが用意される。砂糖でこってりとコーティングされ、カラフルなチョコレートやココナッツがたっぷりとまぶしてあるドーナツは、私たちのいわばアイドル的存在。他の人に取られちゃう前に自分の好きなドーナツを確保したくて、行事のある日はみんなドーナツめがけてダッシュすることとなる。

ちなみに私の好物はブルーベリードーナツ。表面は黒いが、中は紫。しかもかなり甘い。1、2年で私はそうとう味覚が麻痺していたようだ。だって当時の私は、あんな甘〜いドーナツでもすごく美味しく感じていたのだから……。慣れって、ほんとに怖い。



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