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朝早く勉強していると、もちろん外はまだ真っ暗。St. Timでは警備員やキッチンスタッフはほとんど全員が黒人。たまに朝勉強していると、窓をコンコンとノックする音が。そういう時にかぎってウトウトしているからすごくびっくりしてノックの主を探すと、窓の外にいつも白い歯が! 白い歯の主は警備員さん。黒人の警備員さんだからどうしても暗闇で姿が見えない。そのかわり彼の白い歯はよく見えるってわけ。「おや、がんばってるね。でもちゃんと寝なきゃだめだよ」って言って手を振ってくれる。それが嬉しくて私もまた勉強に集中する。大好きなクラッカーをつまみながら。
警備員さんのほかに、早起きの私は、キッチンスタッフの人たちともよく顔を合わすせいか仲良くなった。キッチンのドアは7時に開くが、宿題を終わらせ、おなかをすかせた私が、ドアの前でいつもニコニコ笑顔でドアが開くのを待っているせいだろう。キッチンスタッフのなかには怖い顔のおばさんがいたが、しまいには私の顔をみると「おはよう!」って、キッチンのドアを開けながら笑顔で挨拶してくれるようになった。キッチンスタッフは、生徒が希望するものを作るためにリクエスト用紙を用意しておいてくれたので、私は「朝食にはバナナブレッドをよろしく!」とか「夕飯にはサツマイモのスコーンを!」とか書いてキッチンの壁によく貼り付けていた。
キッチンスタッフはお誕生日の生徒にケーキを焼いてくれる。普通なら、夕食の時にそのケーキをみんなに披露してみんなで分けて食べるのに、私がシニア(12年生、日本の高3)の時は、私のお誕生日に真っ白で大きな丸いケーキを用意してくれていた。しかも私をキッチンに呼んで、こっそりケーキを丸まる一つ、私にプレゼントしてくれた。白いケーキの上には大きく緑と赤の文字で"Happy Birthday MAIKO!!"と書かれてあった。とても嬉しかった。
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