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留学OGが聞く現役留学生の汗と涙の留学記

 

中山 理映さんに聞く

都内の女子高から Washington College に入学。協調性もありますが、自分の考えをしっかり持っていて、それをきちんと人に伝えられる生徒さんでした。

(写真は本文と関係ありません。)

中山さんの場合、国際政治や国際関係といったことを学びたいということで、まず学校選びをしたそうですね。

そういうことは、日本でももちろん勉強できるんですけど、日本って全然、海外に対して開かれてないって感じがするじゃないですか。たとえば留学も、出るほうに関してはお金があればできるけど、外から日本に受け入れることに関しては制度が整ってないし。

政治をみてても、人が積極的にかかわっていく姿がみられなかったりというのがあって、日本で学んでも身近に感じられないんじゃないかと思って。アメリカって、選挙に積極的にかかわっている学生もいるでしょう? だから、「ああ、学生にとっても身近にとらえられる政治なんだ」って。

それは、高校生活の中で感じたこと?

それもありますけど、7つ離れた姉が栄から留学してるんですよ、ニューハンプシャーの大学に。姉も国際関係の勉強をして、卒業後もボランティア活動とかをずっとしてるんですね。それを見てて。

あと、高校が英語に力をいれている学校なので、修学旅行が3週間のホームステイだった。実際にアメリカでの生活を体験してみて、「自分も留学して、いろんな人と話したいな」と。それに、向こうの学校で中国や台湾の人と友だちになったんですよ。お互いに違う国、違う言語じゃないですか、でも英語をしゃべって友だちになれる。これはすごいなと思って。

姉は卒業してからいろんな国へ行って、夏休みごととかにその国の友だちを連れてきてくれたんですね、家に。その人たちと夜中じゅう話したりして、……刺激的というか魅力的というか……、アメリカに行ったらこういう人たちと真剣に話せる時間があるんだ、自分の勉強したいこととかもできるんだ、これはいい機会だなと。

じゃあ、もともと日本の大学に進学しようと思ってなかった。

なかったですね。姉も留学だし。留学のほうが身近だった。

それに、「日本の大学」にはあまりいいイメージがないんですよ。「遊んでる」っていうか……。10代から20代にかけての4年間を遊びに費やしたくなかったし、せっかくの大事な4年間なんだから、いろんなことを吸収するために使いたいなと思って。

栄 陽子留学研究所に来たのは、お姉さんが来てたから?

他のエージェントの資料とかも見たんですけど、ここだと、自分とカウンセラーの方とが話し合って、性格とかやりたいこととかも含めてトータル的に自分に合った大学を決められるじゃないですか。カタログとか、大学が出している本を読むこともできるし。大学ってみんな、全然違いますよね、「ここは、この分野が強い大学」とかって。それはカタログとか読まないとわからない。

他の留学エージェントには、そういうのがない。でも、自分が勉強しにいくのに、エージェントに決められた学校(提携校)しか行かれないんだったら、なんのために行くの?って。自分のやりたいことがない所に行かされた友だちとかもいるんですよ、他のエージェントで。

カタログはたくさん読んだんだ。

最初はカタログを読む練習として読んだんですけど、結局、20校か30校ぐらい読んだかな。姉の留学の過程を見てて、カタログの大切さがわかっていたっていうのもあって読みましたね。

あの厚いのを20〜30校ぶん?

私の性格もあると思うんですけど、自分が行く環境に関しては妥協したくないっていうか。自分が希望としている環境、パーフェクトに近い所へ行きたいっていう思いがあった。日本の高校にもカタログじゃないけど一応、薄っぺらい冊子があるんです、説明会とかもあるし。私はけっこう読んだんですよ、そういうの。でも、それをまったく見ないで高校に入った友達もいて、あとから「こんなはずじゃなかった」って言う人もいたりしたから。

大学だって、両親が学費を出してくれるわけじゃないですか。そしたら4年間、精一杯やっていきたいし、一個でも自分がやりたいことが多い大学がいいし。

カタログは、学校を選ぶのに役立った?

そうですね。最初は読めなくて、「やめようかな」とも思ったんですけど、慣れたらカタログを読むだけで特徴が見えてくるようになったんですよ。「ああ、こんなにわかるんだ」と思って。Majorの欄を見ただけでも、「ここは理系なんだな」「ここは場所が場所なだけに政治が強いんだな」とか。あとはインターンとかの欄とか留学生の人数とか、どこの地域から多く来ているのかを見たり。

何校に出願したんですか?

5校ですね。Washington College 以外はニューハンプシャーとかマサチューセッツとかの学校。姉の大学に遊びに行ったりしてたので、やっぱり東海岸のイメージがあって。あとは共学ってことと、国際関係っていうことで選びました。

TOEFL、学校に出すエッセイなど、やらなければいけないことも多かったと思うんですが、一番大変だったのはどのへんですか。

そういう準備って基本的に、希望の大学に入るための経緯じゃないですか。だから、全部楽しかったんですよ。

「大変だから楽しい」もあるし、「楽しいけど大変」っていうのもありますよね。

最初、エッセイの書き方がわかんなかったんですよ。日本って、そういうのを書く機会が少ないじゃないですか。だから、最初はもどかしいっていうか、書きたいことがあるのに書けない。言いたいことはいっぱいあるんだけど、ひとつにできないみたいな。

それが、カウンセラーの方にアドバイスしてもらう中で、だんだんわかってきた。

「ここがつながってないよ」とか、「これはどういうことを言いたいの?」とか。

TOEFLにもエッセイがあるじゃないですか。それも最初は書き方がわからなかったんですけど、「WEBに練習できるところがあるから見てごらん」って言われて。それは、ページの上にTOEFLのエッセイの問題みたいなのがあって、自分で答えを書いてみる。その後に、ページの下にある模範解答と比べて、自分のとはどこに違いがあるのかを見ていく。それで「あ、そっか」とか思って。模範解答と見比べた後に書き写してみて…。それを10個ぶんくらいやって、なんとなく自然と書き方が少しはわかるようになって、TOEFLのエッセイの点数も結果的に上がった。

「あ、わかった」っていう瞬間があったんだ。「自分のエッセイはここが足りなかったんだ」「こう書けばいいんだ」っていうのが。

あった。大学に出すエッセイとかもそうなんですけど、…やっぱり理解できる瞬間がある。できた瞬間に「ああ、そうなんだ」と思って、そこでまたわくわくどきどきしてきて、「もっと書きたいな」と思ったりして。

楽しいよね、そういう瞬間があると。でも、カウンセラーの方は、「こう直しなさい」とは言わない?

「自分で自分なりにみつけなさい」みたいな感じ。答えじゃなくて、違いを気付かせてくれるきっかけをくれるみたいな。TOEFLの他のセクションのことでも、スコアを見て弱い部分について「これを使って勉強してみたら?」ってアドバイスしてくれるとか。

弱点克服で、TOEFLのスコアも順調に上がったのかな。

なんとか…。毎月受けてたんですけど、最初のうちは半分ぐらい寝ちゃってたんですよ(笑) 学校で習ってる受験英語とはぜんぜん違うし、時間も長いし。リスニングでは、「本当の会話だったら、『もう一回言って』って言えるじゃん」とか思ってキレかけたり。混乱している間に寝ちゃった。

あの雰囲気の中で寝られるなんて、すごい(笑)。エッセイやTOEFL以外はどうでした?

高校に通いながら準備してたから、推薦状とか成績表は全部、先生に頼めるので。その部分では全然なかったですよ、大変さは。

書類作成は、ここにプロがいるから。

ほんとに「プロ」って感じがしますよね。

なんか、ここって最初のカウンセリングに来た人に断っちゃったりもするじゃないですか、「あなたは留学には合わないと思う」とか言って。それはすごいと思って。はっきりそう言ってくれるような所なら、その後もずっとごまかしとかはないだろうなとも思いましたね。

1年間、担当のカウンセラーの方と一緒に作業をしてきて、どうでした?

「この人、強いな」って思いましたね、私のカウンセラーだけじゃなくて、みんなそうなんだけど。……自信ですかね。姉もそうなんですけど、やっぱり何に対しても自信を持ってるんですよね。本人は自覚してないと思うんですけど、私からみるとそう見える。強引とかそういうんじゃなくて、中にある強さっていうか。

それは留学して、まったく違う文化の中で生活し、自分で勉強をしてきたことによるものだと思う?

そうかもしれない。だから、それを知りたいっていう気持ちもあって。「自分で行ったらわかるのかな」とか。「あの人は自分に自信をもってる」って4年後にまわりの人からそう思われたら成功かなって思いますね、自分では、いつ、なんでそうなったのかわからなくても。

もしかしたら、留学して何を学んだかより、そのことのほうが大事かもしれないですね。

姉も、日本にいる時よりずっと生き生きしているし。自分もどうなるのか、すごく楽しみですね。

将来は?

やりたいなって思うことはいろいろあるんですよ。でも、アメリカの大学だったら最初から「これ」って決めなくていろいろできるじゃないですか、Majorも2つとかとれるし。だからこそ、「これは素晴らしい企画だ」と思って。

素晴らしい企画ですね(笑)、確かに。4年間勉強して、いろいろな活動もしたら、新しい世界が見えてくるかもしれないし。

逆にそうだといいですね。ずっと同じ目標を持ち続けるっていうのもそれはそれでいいんですけど、それまで刺激がなかったのかな?ともちょっと思っちゃうかもしれないから。

両親も応援してくれてるし、大学だって私みたいなアジアの国から来る入学生に奨学金まで出してくれるわけだから、ほんとに自分は恵まれているなって思う。だから、逆に自分がやりたいことについて妥協はしたくないし、全然違う文化の中で吸収できること、勉強できることはとにかく吸収してきたいですよね。

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