私が留学を思い立った契機はと改めて今考えてみると、あってなかったようなものだったような気がします。何かが自分の中で変わるのではないかと漠然と思っていたのかも知れません。以下の文章が皆さんにとってどれほど参考になるか分かりませんが、少しでも今後の参考になればと思っております。
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1.就職と留学について |
留学を決めたときには、すでに大学を卒業した後でしたので、就職は留学中、幸か不幸か必ずついて回るものでした。にもかかわらず、アメリカに渡った後しばらくは授業やらでそんなことを考えている暇もなかったのが正直なところです。というよりは、卒業する頃には山ほど内定が出ているのではという淡い期待が(今考えると非常に恐ろしい話ではありますが)、しばらくすると、期待ではなくどういうわけかなんの根拠もない確信となり、そんなことなど考えもしませんでした。留学後の自分に対する過剰なまでの期待があったのかもしれません。後になって自分の浅はかさに後悔しましたが・・・。
その留学にいたった契機は、自分が満足できるまで何かをしてみたかったというのが一番の理由だった気がします。自分に甘えられない状況を作り(それが、言葉であったり文化であったり)自分がどこまでできるのか自分自身で確認してみたかったから、そんな気がします。
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2.現実 |
しかし、以上のような就職についての甘い考えはものの見事にあっという間に崩れ去りました。予想はしていたのですが、元来、英語というものにそれほどの必要性を感じずに過ごしてきたために、もちろん英語が得意なわけでもなく最初の頃は授業が手一杯で、就職のことなど考えられる時間さえもありませんでした。ファイナルが終わった頃に思い立って、(多分アメリカに来て半年ほど経った頃だと思います)レジュメを送って面接の機会をいただいても、自分が今いったい何をしているのか、何をしたいのか、あれほどまでに言えなかったことは初めてというぐらい今思い出しても悲惨なものでした。また求められているレベルの高さに、就職に対して真剣に考え出すようになったのもその頃だったと思います。
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3.その後の就職活動について |
当初、卒業したら日本で就職を考えておりましたので、アメリカから頻繁に帰国するわけにもいかず、会社(就職)の情報はもっぱらインターネットで収集していました。その中でも、リクルートなどがネット上で展開している留学生専用の就職サイト等があり、そういったサイトはかなり頻繁に利用していました。また、そういった会社は、ボストンやロサンゼルス、東京でも日本人向けに就職説明会を行っていますので、日本で就職を考えている私にとって有効な情報集の場でした。ただ、ボストン等で開催されているフォーラムはファイナル等のスケジュールと重なってしまうことが多く、なかなか参加できないことの方が多かったのですが・・・。そういった状況をふまえ、私の場合は、会社のホームページから直接レジュメを送ったり、直接電話をかけてみるといったことも時間があればするようにしていました。
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4.展開・結果 |
レジュメを直接送った会社等から、お返事を頂いたりもしましたが、時差や日程の都合でなかなか調整がつかず、歯がゆい思いもかなりしました。やはり、時間とその効率を考えると、リクルート等の主催しているフォーラムが企業と受験者のニーズにマッチしているのではないかとも感じました。参加企業も大半がすぐに働ける人を探していると思いますし、就職が決まるまでのプロセスもかなり早かった気がします。
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5.感想 |
上述した通り、留学をして日本に戻ってくれば、自分の希望の会社にすんなり就職できるのではないかという甘い考えをもっていました。が、現実はかなり厳しかったような気がします。これは自分の価値観が多少なりとも変わったことも一つの要因ではあると思いますが、さらに同時期に就職活動を同じようにしている人たちは、ほぼ全てが留学生なため、英語など何のセールスポイントにもなりませし、留学経験も同様です。あたりまえのことではありますが、だからこそ、本当の経験、知識、そしてそれを自分の言葉で如何に語れるということの重要さを痛感しました。この点に関しては、留学の経験のいかんに関わらず、つまるところは同じなのではないかとは思いますが。
MBAを取得することの是非についてもよく論議されているのを耳にしますが、これは留学全般にいえることのような気がします。MBAを持っていることが就職をする際に絶対的に有利に働いたかといったら、そんなことはなかったような気がします。何をしたかではなく、そこから何を学び、何ができるのか何がしたいのかをはっきり感じ取れることこそが一番重要なことではないかと思います。(自分自身のことは?と考えると怪しいところだとは思いますが)。
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6.就職活動を間近に控えた方へ |
現在働いている会社において、面接等で留学生の方とお会させていただく機会を多少なりとも頂いております。その際、誇れるものはと聞かせていただくと、英語とおっしゃる方が多数います。もちろん素晴らしいことだとは思いますが、英語は必要条件であっても、十分条件にはなりえないというのを最近特に感じます。最終的に求められているものは、留学によって何を感じ、なにができるかということを自分の言葉で言えること、そんな方は自分の求めている仕事についている人が多いようです。
また、英語のレジュメは素晴らしいのに、日本語の方がそれほど時間をかけていらっしゃらなかったり、またその逆もあったりするのを目にすることがあります。その人が素晴らしい方であればあるほど、残念な気がします。そのレジュメによってその方の第一印象が少なからず決まることを考えると、レジュメには必要以上に時間を割いてもいいのではないかと思います。
これはあくまでも私の個人的な感想ですので、他の会社の方は異なった見解を持っていらっしゃるかもしれませんが、ご参考になればと思い、付け加えさせていただきました。
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