アメリカ留学と仕事:栄陽子留学研究所

アメリカでのインターンシップが全てを変えた!!

山口寛士

 

今回、留学と就職について考えるということで、誠にそのような身分ではないにもかかわらず、自分の体験を踏まえ価値観などを述べさせていただく事となりました。皆さんにはこんな考え方の人もいるのかといった気分で読んでいただければ光栄です。


留学目的と就職した理由

就職についてお話しする前に私の留学先と留学目的についてお話します。私は日本で大学を卒業し、編入学をして2年間ウィスコンシン州にあるBeloit College に留学、この5月に経済学部を卒業しました。留学目的は @私は世界について全く無関心であり無知だったので、留学をしてアメリカ人を中心としてほかの国々の人の考え方や文化を知る。 A@のことから日本の良さを知る。 B今まで日本ではどこに行ってもその場になじむ事ができたが、アメリカという文化の違う国でどこまで自分をだしてやっていけるか。 C就職するにはまだ早いと思った。 この四つが留学すると決意した頃の理由でした。日本の大学を卒業してまた大学に編入学した理由は、単に英語を話す事ができなかったため大学院にいけなかったからです。このような簡単な理由ではありますが、すべての目的を達成したと私は自負しています。私は留学して1年たったときの夏にインターンシップをやるまでは大学院に進もうと考え準備をしていましたが、そのインターンシップをきっかけに就職する事を決意しました。

そのインターンシップの仕事内容はアメリカのShell Oil Companyでマーケティングリサーチを行う事でした。私が受け持った主な仕事はテレビ・ラジオ・店頭広告によってどれだけ商品が認知されるようになったかというリサーチで、最後にマーケティング部でプレゼンを行わせてもらえるほどしっかり任されたもので、大変勉強になりました。ほかにはデータ整理など社員のサポートが中心でした。そこで感じた事が私に今必要なものは机上における知識ではなく実際働く事によって得る知識や経験だという事です。大学院で学べる知識は貴重なものです、しかしそれを勉学の中で終わらせてしまうかビジネスの世界で活用できるかは環境次第だと思います。知識を得てから働くか、働いてある程度その世界を理解してからまた勉強するか、二通りあると思いますが、私は働いた経験から色々な発想が生まれるようになってからまたハイレベルな教育を受けたほうが自分をより成長させる事ができると思い就職しようと決意しました。


職種は自分がと思わないもの

そうして私は8月の中旬ごろから就職活動を始めました。アメリカで働きたいという気持ちも少しはありましたが、仕事というのは学ぶ事もありますが、第一に自分の長所を最大限に発揮して結果を出す事だと思っていたので、英語力が日常会話レベルにしか達していなかった私はアメリカで働く事をあきらめました。もし、苦手な分野で仕事をしなければならない場合、劣等感も生まれ学ぶ事も少なくなくなってしまうと思います。 そして僕の日本企業を中心とした就職活動が始まりました。はじめは全く情報もなかったので、キャリアフォーラムなどの存在すら知りませんでしたが、留学先の日本の友人からいろいろ教えてもらい10月にあるボストンフォーラムに参加する事にしました。これを参加するためのネット登録がフォーラムの10日前だったので、あまり準備万端とは思えませんでした。

ここで問題が職種です。私は就職をしようと決心した時から営業かマーケティングをしたいと思っていました。その理由として私は人と話すのが好きで会話を使った仕事をしたかったという事。また、意見を交換し、すばらしい企画ができればやる気も出ますし、いっそう仕事が楽しくなるだろうし行動力もつくと思ったからです。もうひとつ的を絞っておきたい事は業種だと思います。営業といっても業種によって全く変わってきます。しかし私はそういった点で勉強不足だったので、さまざまな企業を受けながら働きたい業種を決めました。


Resumeはオリジナリティーが必要?

フォーラムの前にしなければいけないことのひとつにresumeです。ほとんどの企業が英語・日本語両方のresumeを希望していたと思います。英語のresume はとにかく見かけ勝負でしょう。いかに構成がしっかりしていて立派に見えるかが問題です。私の場合はインターンシップをとるためにresumeを作ったのでそれをアレンジする形になりました。これでいい物を作るには学校にあるfield and career service center などを目いっぱい利用するといいと思います。呼び名は学校により違うと思いますが、就職についてアドバイスなどをしているところです。私は運良くそこの部長に面倒を見てもらう事ができたのでかなりいいものができました。 日本語のresumeは日本からわざわざ取り寄せてフォーマットが決まった履歴書を作る人が多くいますが、実際アメリカで受けるのであれば自分でワードなどを使って作ったほうが良いように思いました。そこに入れる内容はしっかり自分で決めなければいけません。ただ、違うフォーマットで日本式の履歴書と同じ項目ではなくて自分で何を入れるべきか冷静に考え、自分らしいものを作ると印象はいいでしょう。面接で強調したい事もあわせて考えれば、面接の流れも自分の好きなようにもって行きやすいので安易に作るのはやめましょう。


面接の流れ

ボストンでのフォーラムは日本学生に向けてのものでは世界最大級という事で楽しみにしていましたが、テロや景気不良のおかげで参加企業は予定より70社少ない50社でした。その中で、営業を募集している会社は数少なく、私がエントリーしたのはたった3社でした。加えてほかに二つのフォーラムを日本で参加しましたが、こちらのほうが営業職を求人している企業が多く、合計で7,8社エントリーしたと思います。ボストンとほかのフォーラムの違いはボストンでは3日のうちに内定をとるか決める企業が少なくなかったように思います。日本のほうは冬休みの期間ということもありフォーラムのほかに2回から3回面接がありました。面接ではとにかく飾らず自分を出していこうと思いました。人事は基本的にすべての部署を知っていて、どんな人柄や長所を持っている人を必要としているか決めてあります。ですから、もしいくら行きたい会社があって、自分を隠して入社しても会社の文化や仕事などが合わないことがあると思います。面接の準備としては、@履歴書の中で何を聞かれても問題ないようにしておくこと。A留学した理由と留学によって学んだ事。B学業の面で、どれだけ学ぶ事があったか。C入社したい理由とやりたい仕事。 が基本的なものだと思います。当然のことしかあげていませんが、面接ではこの当然の事しか聞かれません。実際、そこからどうやって自分の話したい事に持っていくかによって面接の流れは変わるのではないかと思います。


面接では普通に会話を楽しむべき

面接は単に人と話すだけなので、話し好きの僕にとって面接は苦ではありませんでした。もちろんいやな感じの面接官もいます。そういった場合はどうしても行きたい会社であれば我慢、そうでなければ言いたいことを言ってさくっと終わらせましょう。後、無理に会社をほめるのはやめましょう。別に面接官はほめてもらいたいとは思っていません。逆に、御社のどこが悪いだとか問題点をうまく突いてもいいと思います。自分の意見を述べていくうちに相手も反応してくるでしょうし、そうなると面接も面白くなってくると思います。例として富士通の面接でIBMのまねをしている理由と両社の体質の違いについて質問などしました。INAXでは生ぬるい環境のままの会社の体制に苦言を呈しました。ユニチャームでは面接官が納得のいかない発言をしたので、異論を唱えて反抗した事もありました。丸く収まるのが一番ですが、強気に発言する事ももちろん大切だと思います。ほかにも一般的な経済や企業の話でもして盛り上がれば、印象も良くなるし面接をするのが楽しくなると思います。


就職活動を通して

就職活動は自分の仕事をする場所を決めるためのものですから、内定をとるという考えよりも自分に合った企業を探してそこに入社できるようにしようという考えが必要だと思います。就職活動する前と後では考え方が全く変わってくると思います。仕事の事だけではなく会社に対してもそうだと思います。入社したらなおさらでしょう。ですから、ただひとつ内定取れたらそれで終わりというのではなくていろいろな会社を受けて自分の働きたい企業を見つけるといいと思います。営業職で言えば、ある会社では小売の店をまめに訪れ売り場のチェックや納品のチェックをします。ある会社では飛び込みで自社商品を売るという事もします。私が富士通に入社しようと決めた理由は営業の相手が必ず企業であり、企業の種類に限定がないことでした。ですから、かかわる企業から学べる事は無限です。富士通について詳しくなるだけでなく、システムを売っている以上、取引先のすすむ方向や問題点を理解しなければやっていけません。ですから、かかわった企業のことに関しては必ず知識がつくと思ったのです。そうやって、ひとつの産業だけでなくいろいろな産業に目をむけ将来の自分に役立てるようにしたいと思い、入社を決心しました。

だらだらと書き続けてしまいましたが、参考になったでしょうか。私の例はあくまでひとつで、そのあたりも十人十色だと思います。ですから、皆さんも自分なりの就職活動をして希望の企業を見つけそこに入社できるよう頑張ってください。


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