留学エージェントの品質の問題
留学エージェントは旅行代理店?
私栄陽子が、栄 陽子留学研究所を設立し、留学のサポートを行なうようになって、2010年で38年になりました。 アメリカの大学へ進学する人たちのための進路指導のカウンセリングが当研究所の役割だと自負してきました。
しかしその後、留学エージェントが続々と生まれました。旅行代理店にいた人やちょっとした留学経験のある人などが、簡単に始めるケースも少なくありません。
多くの留学エージェントは、「アメリカの教育システム」や「勉強方法」、「卒業するためのノウハウ」などの知識もないまま、英語学校や誰でも入れる大学と提携して、パッケージ旅行を販売する感覚で、留学希望者に英語学校やコミュニティ・カレッジを紹介しています。
そのやり方は、教育の専門家ではなく、まるで旅行代理店のようです。本人の進路やその後の人生のことを考えないこのようなやり方が、留学に関するトラブルを増やしています。
留学エージェントをどうやって選ぶか?
良い留学エージェントは、進路指導のプロフェッショナルです。アメリカの大学に関する知識はもちろん、授業の選び方、勉強方法、卒業のためのノウハウといった面でも深い知識があり、入学から卒業までをサポートしてくれます。
良い留学エージェントを選びたければ、あらかじめご自身で調べた上で、質問してみるとわかります。例えば、「アメリカの大学に入ってからの勉強の仕方はどうすればよいのですか?」、「どういう点に気をつけて授業を選べばいいですか?」、「大学を卒業するためにどのようなサポートを受けられますか?」といったことを尋ねると、旅行代理店的な留学エージェントの場合、ちゃんとした説明ができません。
また、多くの留学エージェントが入学者数の多さをアピールしますが、これにもあまり意味はありません。なぜならば、アメリカの大学は卒業するのが難しいからです。まして、誰でも入学できる大学がアメリカにはたくさんあるので、入学者数を増やそうとすれば、簡単にできます。
したがって、留学エージェントを見分ける方法の一つは、入学者数ではなく、卒業者数(あるいは卒業率)を比較することです。良い留学エージェントは、パッケージツアーを販売するようにどんどん留学生を送り込むのではなく、留学生を卒業させるところまできちんと面倒を見てくれます。
問題のある留学エージェントの事例
多くの留学エージェントはあらかじめいくつかの大学を用意して、パッケージ商品として留学希望者に売っています。「学費が安い」、「英語学校併設」といった売り文句を用意して、自分たちが用意した大学に留学希望者を誘導します。
しかし、これらのエージェントの場合、良い学校、例えばレベルが高く費用も高いリベラルアーツ・カレッジを紹介してくれることはほとんどありません。最初から用意されている学校に送り込まれることになります。
また、最近は「留学奨学金」という手口もあります。留学エージェントに紹介料を払わなければなりませんが、奨学金をもらえるので、学費が安くなりお得という点を売りにした手口です。しかし、この場合も大学を選ぶことができなかったり、高いTOEFL®スコアが求められるため、実際には入学許可が得られないことがあるといった問題があります。
入学許可が得られない場合、付属の英語学校にまず入るのですが、英語学校の授業料の1割程度が留学エージェントに支払われるため、大学に入れても入れなくても留学エージェントは損をしない仕組みになっています。
「留学相談」と「留学講演会」のご紹介
留学エージェントについてさらに詳しい情報をお知りになりたい方は、当研究所の「留学相談」や「留学講演会」をご利用ください。特に「留学相談」では、留学希望者の方が感じている具体的な疑問や個人的に知りたい情報など、それぞれの方のご要望に応じた相談を承っています。 詳しくは、「留学相談」ページ及び「留学講演会」ページをご覧ください。
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