高校留学のメリットとデメリットは何ですか？

アメリカの高校に留学することを考えています。高校留学のメリットとデメリットを教えてください。

高校留学のメリットは、実際に留学する人にとってとらえかたはさまざまですし、ポジティブに考えれば高校留学のメリットははかりしれません。ここでは、アメリカの寮制の高校（ボーディングスクール）に留学することによって得られる一般的なメリットをいくつか箇条書きしましょう。

・英語力が身につく
・ディスカッション形式の授業によって、自分で考える力・その表現力・コミュニケーション力が養われる
・寮生活を通じて、協調性やフェアの精神がはぐくまれる
・勉強中心の生活を送ることで、学習習慣が身につく
・少人数制の教育環境によって、先生や級友と親しい関係・信頼関係を築ける
・留学生が多く在校するので、世界に人脈を広げられる
・大学進学に向けた指導とサポートをしっかり得られる
・英語での生活・勉強中心の生活を乗り切ることで、自分に対する自信をもてる

一方で、デメリットとして考えられることもあります。例を挙げましょう。

・万が一、高校を退学になってしまった場合、日本での学歴が中卒になる
・費用がかかる（1年度の学費＋寮・食費の目安が25,000～50,000ドルくらい）
・日本語（とくに読み書き）に対して苦手意識をもつ場合がある
・英語漬け＆勉強中心の留学を終えると疲れ切ってしまうことがある（燃え尽き症候群）
・アメリカの高校の卒業時期が5～6月であるため、日本の大学へ進学する場合は、その年の秋学期か、翌年の春になってしまう

ここに挙げたメリットとデメリットは、単純に天秤にかけられるものではありません。留学する本人そして親御さんがどのように考えるかによって、とらえかたは異なってくるでしょう。高校留学には大きな決断が伴います。だからこそ冷静に自分の進路について考えるようにしましょう。