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日本の大学スポーツの場合は、成績が悪い学生(選手)でも、進級できなかったり、最悪の場合には卒業延期になることありますが、その大学を退学(kick out)になったり、スポーツをやめさせられることはあまりありません。しかしアメリカでは実際にそういうことがありえます。
アメリカの大学は進級制度をとらず、単位取得制度をとっています。言い換えれば、卒業するための単位数がすべて取れれば、大学に4年間在籍しなくても卒業できるわけです。早く卒業したいと思っている学生は、ひとつの学期間に無理しても多くの単位を取りますが、一般的には余裕を持たせてやや少なめに単位を取ります。
一般的な大学の卒業可能単位は124単位以上です。アメリカの大学は4点満点で成績をつけます。4.0 = A、3.5 = B+、3.0= Bという具合です。アメリカ人の一般学生の合格ラインは各教科とも1.0以上ですが、この一般学生が卒業するためには、GPAと呼ばれる各教科の平均点が2.0以上必要です。
高校を卒業して大学に入ってスポーツするためには、高校3年次の成績とSATと呼ばれる試験の成績がある一定ライン以上要求されます。高校時代のスポーツでの活躍が認められてスポーツ推薦で大学に入ったのに、高校時代の学業の成績が悪いため、1年目は練習に参加できるが試合には出られないスポーツ留年をしなければならない選手もいます。日本ではまずこのような特例はありません。
セメスター制の大学に入った場合、スポーツ選手は1学期間に最低12単位履修して(12単位以上履修してもよい)、GPA2.0以上の成績をとらなければなりません。1年間では最低24単位の単位修得が必要です。これが大学で学生かつスポーツ選手として生きていくための最低条件です。もしこの最低条件をクリアーできないと、次年度はその大学だけでなく他の大学でもスポーツができなくなります。もちろんスポーツ種目の変更も認められません。成績が悪いとスポーツ選手をやめなければならないのです。一度外されると、スポーツ選手として復帰したければ成績を上げるしか道はありません。スポーツ奨学金を大学からもらっている選手がこの最低条件をクリアーできなかったら、スポーツ奨学金の支払いが差し止められて、場合によっては大学もやめなければならなくなる可能性があります。その場合、自力で大学の授業料を払うことができるなら、スポーツ選手をやめても一般学生として大学に残ることは可能です。 |
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