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学生の本分は勉学
学生の本分といえば勉学です。これは古今東西どこに行っても変わりありません。しかし、アメリカと日本の大学を比較すると、それぞれの文化の違いと学生の勝手な都合で、ずいぶんとこの一文の解釈が変わります。

日本の大学生流に解釈すると次のようになるかもしれません。「大学とは、大学に入るまで小学校・中学校・高校、場合によっては予備校でも、あくせく勉強してきて、やっとの思いで大学に入れたんだから、大学在学中はこれまでの憂さを晴らすために大いにエンジョイする場所」。そんなわけで、入学した途端にバイトやコンパと学外で忙しくなり、社会勉強に励みます。学生の本分としての勉学はどこへ行ったのでしょう。テスト前になると今度は、一夜漬けや友達にノートを借りることに奔走して、結果的にノートを借りただけで勉強もせずに試験を受けてしまうこともあるようです。それでも不思議なことに、日本のほとんどの大学生はちゃんと4年間で大学を卒業しています。

アメリカの大学生流に解釈すると次のようになります。「大学とは、勉強するところであり、また実社会で必要な知識を修得するところ」。アメリカの学生は、高校時代にむりやり勉強してやっと希望の大学に入ったという感じを持っていません。むしろ高校生活をまじめに送っていれば大学には入れると思っています。遊びたい人や働きたい人はわざわざ大学に入ってきません。したがって日本の学生のように本分から逸脱することもなく、毎日宿題に追われレポート提出期日に追われることをストレートに受け止め、テスト前になるとクラスメイトとの試験勉強に忙しく時間を費やしています。もちろん羽目を外すときは全く別の話です。夏休み、クリスマス休暇などは全く宿題もなく、学生はここぞとばかりにバイトにいそしみます。アメリカの大学生にとって、この長期のバイトこそが大学在学中の社会勉強の場です。この期間を使って学資を稼いだり、コネクションを広げたり、社会に対する自分の適性を見つけていきます。

アメリカの学生はパーティー好きです。ただし週末だけです。月曜日から金曜日まで勉強したら、金曜日の夜と土曜日はリラックスします。日曜日は月曜日からの授業に備えてまた勉強します。大学の近くにあるバーなどは週末しか開かないところもあるくらいです。このように、アメリカでは、大学生だけでなく大学のある町(Society)も、学生の本分は勉学であるということを理解しています。アメリカの学生は、学ぶときは学び遊ぶときは遊ぶ、メリハリのある学生生活を送っています。遊ぶときのスケールもでかいのですが、勉強するときは日本の受験生のように頑張っています。

在学中にかなり勉強しますが、4年間で卒業する学生は日本ほどいません。優秀な学生はもっと短い年数で終了し、マイペースな学生は時間をかけて勉強しています。スポーツ選手はゆっくり型に分類されます。
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