高校留学 - 保護者の方へ

保護者の方へ

アメリカの高校で養われるもの

英語力ばかりではありません。人間としての大きな力が養われます。留学して得られるのは英語力だけではありません。むしろ、英語力の向上には過度な期待をかけないほうがよいでしょう。母国語である日本語以上に英語がうまくなるということはありません。

ここでは、留学の成果として大きく3つの要素をとりあげ、解説します。


自分の意見を言うことを訓練される

アメリカでは自分で考えて自分の意見を発表して、自分で行動するということがとても大切だと考えられています。創造力とパフォーマンス、分析力と判断力と決断力を養成しようというものです。

授業では「リンカーン大統領が奴隷解放をしたのはいつですか」という歴史的事実を暗記させるよりも、「あなたがもしリンカーンだったら奴隷解放をしましたか」を問います。アメリカの勉強の方法は予習中心で、生徒はリンカーン大統領の奴隷解放について自分で予習をし、その上で先生の話を聞いたりディスカッションをしたりするのです。ボーディングスクールに留学している日本人留学生のなかには、予習に時間がかかりすぎて消灯になってしまうため、懐中電灯を用意して、毛布をかぶってベッドの中で予習するという涙ぐましい努力をしている子もいます。


培われるパフォーマンス能力

自分の意見を上手に言うためにはパフォーマンスの能力が要求されます。まじめに言う、人の気持ちを惹きつけるためにセンセーショナルなことを言う、冗談を言って皆を楽しませる、などいろいろな方法はありますが、いずれにしても自分なりにしっかり考えて自分の意見をもたなくてはなりません。

先生は自分の意見を押しつけてくることはしません。生徒たちに伸び伸びと意見を言わせます。若いときに自分の意見を言ったり、パフォーマンスを上手にしたりという訓練を受けることは、大人になって仕事をしたり、ボランティアをしたり、社会の中で何か役に立つことをするときにきっと活かされます。

また「褒めて育てる」という教育ですから、何か少しでも光るものがあれば「ビューティフル」と言って褒めてくれます。スポーツでも音楽でもアートでも、その生徒にとって何かすぐれたものを見つけてくれようとします。


より人間らしい教育

プレップスクールでは、ペーパーと呼ばれるレポートをたくさん提出しなければなりません。学んだりディスカッションしたりした上で、よく考えて論理的に文章でまとめるということが目的です。「読む・聞く・書く・話す」という訓練が、繰り返し、大量に行われます

日本では、教科書を読むことも先生の話を聞くことも知識を得るということを一番の目的として行われがちであり、知識としてよく理解したかどうかをテストで問われますが、アメリカでは、自分で考え、考えをまとめ、それを発言したり書き言葉で表現したり、といったことを学ばせるのです。

グローバルスタンダードが叫ばれ、同質な労働力だけではやっていけなくなってくると、日本の勉強の仕方は時代に合わなくなりつつあります。また、真の意味で人間は自分で考え自分の生き方や幸福を自分で演出する力があるのですから、アメリカ的教育のほうがより人間らしいと言えるでしょう。


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