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大学院合格必勝法

どのような目的でアメリカの大学院に行くとしても、出願に際してはある一定の準備プロセスを踏まなくてなりません。大学院から合格通知を得るためには大きな要件があります。それは「大学(学部)の成績」「バックグラウンド」「英語力」の三つです。その内容について説明し、さらに現段階ではこれらの条件を満たしていない人たちのための対策——すなわち大学院合格必勝法を伝授します。

GPA=大学の成績
大学院の合格を得るために最も重要なのは大学(学部)の成績の平均です。アメリカではこれをGPA(Grade Point Average)といいます。日本の大学は優・良・可・不可の4段階で成績を評価するところが多いようですが、アメリカの大学ではA・B・C・D・Eの5段階で成績をつけます。日本人がアメリカの大学院に願書を出す場合、大学から英文の成績証明書を交付してもらいますが、その換算基準は次の通りです。

日本の成績 Grade Point 優 A 4.0 良 B 3.0 可 C 2.0

あなたの取得した科目の単位数にこのポイントをかけ算し、それらの合計を出します。その合計ポイントを総単位数で割ったものがGPAというわけです。優半分、良半分の成績ならGPAは3.5になります。そして、アメリカの大学院に行くためには基本的にはGPA3.0以上が求められます。つまりB=良平均よりも上でなければならない、ということです。

それではGPAが3.0を切ってしまった人は門戸を閉ざされてしまうのでしょうか? 決してそんなことはありません。実際にはGPAが2.7くらいあれば入学のチャンスを与えてくれる大学院もあります。それをも下回るとかなり苦戦を強いられますが、推薦状やエッセー、TOEFLスコアなどがすぐれていれば救済される可能性があります。社会人であれば大学卒業後の職業的な経歴(後述)をいろいろな形でアピールするのも一案です。時間のある人は、日本の放送大学の選科生となって専門科目で良い成績をとれば、大学時代の不成績をカバーすることもできます。その他、あなたの実情に応じて当研究所のカウンセラーがアメリカ大学院留学のノウハウを伝授してくれることでしょう。


合否のカギを握る”ビッグ3”

バックグラウンド
アメリカの大学院では、学生が学部時代と異なる専攻を志望することは特に問題にはしませんが、その分野についてある程度の予備知識や経験があることを志願者に要求します。この予備知識や経験のことを「バックグラウンド」といいます。バッククラウンドには * アカデミック・バックグラウンド(学問的な経歴) * プロフェッショナル・バックグラウンド(職業的な経歴) の二つが含まれます。 アカデミック・バックグラウンドが特に重視されるのは心理学、化学、物理学など、いわゆるアカデミックな分野です。これに対してMBA(経営学修士)ではアカデミック・バックグラウンドは問われず、むしろ職業的な経歴を問われます。 アカデミック・バックグラウンドにやや欠ける場合でも、他の出願書類などから魅力的な人材だと思われれば、Provisional Acceptance をもらえることがあります。いわば「仮入学」ですが、入学後の最初の学期に学部レベルの授業を2〜3科目履修するよう指示されるだけで、大学院生としての入学に違いはありません。 一方、これといった職歴がなく、プロフェショナル・バックグランドが不十分と思われる場合でも、アルバイト体験やインターンシップ、ボランティアやサークル活動を通じてリーダーシップを発揮していたり、企画・運営に携わったりしていればそれなりに評価されます。要はアピールすることがアメリカの大学院留学では大切です。


英語力
大学院への出願では、やはり英語力が合否に大きく影響します。世界各国からアメリカの大学、大学院への留学を志願する外国人の英語力は、TOEFLというテストのスコアで測られます。これはTest of English as a Foreign Languageの略で、専門の機関によって開発され、世界的に実施されています。以前はマークシート方式でしたが、現在はコンピューター方式(300点満点)で、アメリカの大学院留学では最低でも213点以上が要求されます。レベルの高い大学院では250点以上を求められることもあります(参考までにアメリカの一般的な大学に留学するためには173点から213点が要求されます)。 留学希望者は複数回受けて、その一番高いスコアを提出すればいいのです。 これまでのケースからみると、出願の1年前に173点(大学合格の最低合格ライン)くらいあれば、その後の当研究所の指導と本人の熱意で出願するまでには大学院合格レベル(213点)までアップする可能性が高いといえます。 英語力=TOEFLスコアは合否を決めるひとつの基準ではありますが、しかし、それがすべてではないということも考えておく必要があります。学部の成績(GPA)やエッセー、推薦状など様々な角度から志願者を総合的に評価するのがアメリカの大学院入試です。TOEFLが少しくらい要求に満たなくても他の点で評価され、合格したケースはたくさんあるのです。授業についていくためには英語ができた方がいいのは確かですが、みなさんが大学院で学ぶのは英語そのものではありません。英語「で」何か専門的なことを学ぶのです。英語は目的ではなく、単なるツール(道具)にすぎません。留学とは英語をツールとして使わざるを得ない状況に身を置くということであり、そうした状況の中で日夜苦闘することによって、本当の英語力が身に付くのです。

TOEFLのほかGRE(Graduate Record Examination)やGMAT(The Graduate Management Admission Test )のスコアの提出を求める大学院もあります。GREはビジネス、メディカル、ローなどのプロフェショナルスクール以外の分野、つまりサイエンス、ア−ト、その他のアカデミックな分野の大学院選抜で求められるものです。すべての大学院がGREのスコアを求めているわけではなく、大学の成績以上にGREのスコアが重視されるわけではありません。多くの大学院では、合否の判定の一つの基準として、GREのスコアを用いています。

GMATは、ビジネススク−ルを目指す人が受けるテストです。アメリカのみならず、世界の1,000にも及ぶビジネススク−ルが、GMATのスコアを入学基準の一つとして用います。

また、これらのテストは何点以上あれば必ず合格、とか、何点以下であれば不合格、というものではありません。

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