芸術留学 - アメリカの大学で学べること

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アメリカの大学ではこんなことが学べます

ビジュアル・アート
Visual Arts

パフォーミング・アート
Performing Arts

セラピー
Therapy

絵画、線画 Painting、Drawing
写真 Photography
グラフィック・デザイン Graphic Design
ファッション・デザイン Fashion Design
etc…

音楽演奏 Music Performance
ジャズ Jazz Studies
演劇 Theatre Arts
ダンス Dance
映画 Film etc…

アートセラピー Art Therapy
ミュージックセラピー Music Therapy
etc…

ビジュアル・アート Visual Arts
絵画 Painting

油絵、アクリル画、水彩画など、絵の具を使った絵画の描法を勉強します。色彩理論、キャンバスの表面加工なども勉強内容に含まれます。
静物画、風景画、モデル描写などのほか、色彩、フォーム、空間、コンポジションなどを形式的、印象的側面から学びます。

線画 Drawing

鉛筆とチョークを中心として、ペンやパステルなどを使った線画のテクニックを学ぶ分野です。
写生のテクニック、描写の対象の観察力を高める訓練、質や形状の分析力の開発、遠近法、人物画、風景画、静物画などを、使用する画材(ペンなど)別に学ぶことなどが学習の対象となります。

写真 Photography

アメリカには約230の大学でこの課程が設けられています。
カメラとその周辺器材の使い方、現像、照明、構図、色、コントラスト、特殊効果、写真芸術と写真の歴史を学びます。
芸術的要素を強調した課程もあれば、その技術的な分野への応用を目指したものもあり、それを学ぶカリキュラムはさまざまです。写真専攻の学生もここ十数年増加の傾向にあり、さらに多様性を帯びてくると思われます。
大学院レベルでも写真のプログラムをもつところが少なくありません。Rochester Institute of Technology(ニューヨーク州)やSchool of the Art Institute of Chicago(イリノイ州)、University of New Mexicoなどが、大学院レベルで優秀な写真のプログラムを提供しています。

グラフィック・デザイン Graphic Design

グラフィック・デザインとは、コンピュータを使って絵を描いたり、既存の絵や写真をコンピュータに取り込んで加工したり、デザインをしたりすることです。
ポスターなどの広告、ロゴやトレードマークのデザイン、本や雑誌のカバーデザインやパンフレット等の出版・印刷分野、またインターネットをはじめとするデジタル・メディアに応用されます。
線画や絵画の技法、美術史などの総合的な芸術の基礎のクラスに加え、クォークやフォトショップ、イラストレーターやページメーカーなどの、レイアウト、グラフィックソフトを使って実際にデザインをするクラスがあります。

ファッション・デザイン Fashion Design

芸術表現の要素やテクニックを、衣服やアクセサリーのデザインに応用する勉強をします。
ファッション概観、色彩、テキスタイル、美術概観、立体デザイン、構築技法、デザイン画の技法、パターン・ドラフト、デザイン・イラスト、アクセサリー・デザイン、インテリア・デザイン、ジュエリー・デザイン、衣服の歴史、美術史、広告デザイン、ディスプレイと展示のデザイン、写真、ファッション・スケッチ、メンズ・ウェア、子供服、ファッション・マーケティング、プロのデザイナーによるスケッチ評価、コンピュータによるファッション画技法、仕立て技法、ニットウェア、防止デザインなどを学びます。
この分野の代表的な学校は、やはりニューヨークに集まっています。5番街にあるParsons School of Design、州立で7番街にあるFashion Institute of Technology(FIT)、ブルックリンにあるPratt Instituteなどです。

パフォーミング・アート Performing Arts
音楽演奏 Music Performance

音楽の演奏技術を身につける分野です。Performanceには、楽器の演奏と声楽とが含まれます。
演奏の練習が、課題の大半を占めます。ほかには音楽の歴史と分析、聴覚スキルの訓練、鍵盤和音、初見視奏、音楽形式と分析、ヨーロッパ言語の発声研究とその練習などを学びます。
演奏のレッスンは一対一の個人指導で行われます。リベラルアーツ・カレッジなどではバイエルからピアノを教えてくれますから、自分のペースにあわせてレッスンに臨むことができます。
レッスンの時間はだいたい週に30分〜1時間くらいですが、毎週のように課題が出されますから、その課題をこなすためには相当の時間を練習にあてなければなりません。1日に6、7時間も練習する学生がいるほどです。楽器にかかわらず、ソロでの演奏のほかに、アンサンブルも必修になります。
理論的なことよりも、演奏を練習して、その成果によって評価される授業が主となり、リサイタルが義務づけられます。室内楽やオーケストラのメンバーとしての演奏機会にもめぐまれ、海外で公演することがあったりもします。

ジャズ Jazz Studies

アメリカ生まれのジャズの勉強です。
金管楽器、バス、サックス、ピアノ、パーカッション、ギターなどでの演奏技術、即興技術を身につけるほか、ジャズ理論、ジャズの歴史、形式分析、表現手法、作曲、編曲技術などを学びます。
そのほか、和音、コード進行、指揮、音楽産業分析、レコーディング、視唱、聴覚訓練、電子音楽、記譜法、専門用語の理解等も学習対象となります。パフォーミング・アーツの専攻は何でもそうですが、このジャズの専攻でも演奏発表会(リサイタル)で学習の成果の集大成を発表します。

演劇 Theatre Arts

舞台芸術における、演技と演出、場合によってはそれに加えてステージ・マネジメントの勉強をする分野です。役者をめざす人と、演出家を目指す人が学びます。
発声法、発話法、動作、即興の演技、さまざまな演技のスタイル、演劇の成り立ちと歴史、個々の舞台の背景となる事柄のリサーチ、リハーサルの手法、舞台のセッティングとそのデザイン、演技指導、脚本の解釈などが学習内容です。実践的なことのほうを多く学びます。
スタジオや舞台などで、実際に身体を使って演技をしたり、動きを勉強したりといった授業形態が主になります。演技をする人も演出をする人も、実際に観客を招いた舞台で公演し、その成果を発表することも珍しくありません。

ダンス Dance

学問としてはアメリカでも比較的新しい分野で、演劇や音楽のプログラムの中に組み込まれた形で、ダンスの専攻を設けているところも多くあります。大学によっては体育教育学やレクリエーション学のプログラムの中にダンスの専攻があります。
カリキュラムの内容はさまざまですが、将来プロのダンサーになるためのものと、ダンスを研究したり教えたりするためのもの、この2つに大別されます。
ダンスの歴史やコンポジション(振り付けや種々の動き方)、ダンス・パフォーマンスの批評・分析などを学ぶほか、実際のダンス・パフォーマンスのプロダクションに参画して、公演したりします。

映画 Film

映画やテレビの製作を学びます。実際に企画して、脚本を書き、撮影・編集を経てひとつの作品として作ることの勉強です。
映画を批評・分析する専攻として、Cinema studiesというプログラムがあり、またテレビを含めて、ラジオや新聞などのマス・メディア文化を論じる分野としてMedia studies、報道全般を学ぶBroadcasting、といったプログラムも、アメリカにはあります。
製作関連のクラスは、脚本の書き方に始まり、演出の仕方、撮影・照明、編集、音響にいたるまで、それぞれが個別に教えられるクラスと、それら個々の要素を集積して完成された作品を作ってそれを発表するクラスとに大別されます。
アメリカの大学で、映画製作の御三家といえば、University of Southern California(USC)、New York University(NYU)、University of California, Los Angeles(UCLA)です。これらの大学からは、世界的に有名な映画監督がたくさん卒業しています。

セラピー Therapy
アートセラピー Art Therapy

芸術の表現や媒体を使って、特に心の病や精神的な障害を癒すこと、そして、言葉ではなく芸術のみを通したコミュニケーション、もしくは言葉と芸術との組み合わせによるコミュニケーション、この二つの方法を模索し、向上させることを目的とした分野の学問です。精神面でのケアへの応用がどうしても強調されてしまいますが、身体的な障害や、ケガの治療の際にもこの療法が使われる場面が多々あり、その効用は一般に認められています。
芸術の素養が必要であることは言うまでもなく、また、芸術以外にも、教育学、心理学、精神分析学など、セラピー一般に必要な技術や知識も身につけなくてはならないのがArt Therapyという専攻です。
Art Therapyの専攻で学ぶことの中心は、芸術と心理学です。American Art Therapy Association(AATA:アメリカ芸術療法協会)によると、大学レベルであまり専門的なことを教えることをすすめていません。Art Therapistを目指している人に対して、できるだけ大学院での教育を受けることをすすめています。専門的なことや、よりプロフェッショナルに近いことは、アメリカでは大学院にて学ぶことが原則です。これは何もArt Therapyに限ったことではなく、アメリカの高等教育における一般的な特徴です。

ミュージックセラピー Music Therapy

音楽を通して、身体障害、情緒安定度、コミュニケーション力、社会機能、認知能力を診る分野です。比較的新しい学問分野で、本格的に研究されるようになったのは20世紀に入ってからと言われます。最近では痛みの緩和やストレス対処、癌の治療にも応用されるなど、その適用範囲はさらに広がりつつあります。
アメリカ音楽療法協会(American Music Therapy Association:AMTA)によると、ミュージックセラピーとは、音楽の性質とさまざまな療法上のアプローチを統合し、その療法の効果をより高め、治療を達成することをめざします。
子どもと大人を対象としたミュージックセラピーの理論と手法、臨床即興演奏、グループセッションの手法、治療査定などを学びます。インターンシップや実地演習も課され、グループを対象としたセッションでは、ダンスが加わることも珍しくありません。クライアントの必要とするところを見きわめ、音楽のセッションを企図したり、個人やグループを相手に即興で音楽を奏でたりして、治療に応用します。

ほかにも、

建築 Architecture
アート・マネジメント Arts management
インテリア・デザイン Interior design
ジュエリー Metal and jewelry arts
彫刻 Sculpture
美術館学 Museum studies
指揮法 Music conducting
音楽学/民俗音楽学 Musicology and ethnomusicology
ダンスセラピー Dance therapy

 などの専攻分野が、アメリカの大学・大学院では設けられています。

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