アイオワ州の名門リベラルアーツ・カレッジから ~留学生たちの息づかいが聞こえてきます~

みなさんこんにちは!

今回の「留学ブログ」では、留学の夢をかなえたい人にオススメのWEBサイトをご紹介します。

 その名は「ぐりねりす」

 一体どんなサイトなのでしょう?

じつはこの「ぐりねりす」、アイオワ州のグリネル・カレッジという大学で学んでいる日本人留学生たちが立ち上げたサイトです。

 10人ほどの留学生が、日々の生活や留学を決意するに至った経緯など、それぞれの体験をもとにつづっています。

 一人ひとりのプロフィールも詳しく載っていて、とても親しみを感じさせるWEBサイトです。

 これから留学しようという人に向けたアドバイスも書かれています。学生ならではの感じかたが率直に述べられているので、未来の留学生たちにも共感できることがたくさんあると思います。

 そして、なんといってもすばらしいのが、ほぼ毎日、更新しているのです! これはすごい!!(私たちも見習わなければ・・・)

 

このたび「ぐりねりす」の方から「日本人学生たちでこんなサイトを立ち上げました」とのお知らせをいただきましたので、私たちの「留学ブログ」でご紹介する次第です。「ぐりねりす」の皆さんには、お知らせいただきありがとうございました!

 

中西部の名門リベラルアーツ・カレッジ

 ここで、「ぐりねりす」の留学生たちが学んでいるグリネル・カレッジについて、少しだけご紹介しましょう。

グリネル・カレッジ(Grinnell College)は、アイオワ州にある名門リベラルアーツ・カレッジです。

リベラルアーツ・カレッジとは、正確に定義しようとするとむずかしいのですが、だいたい以下のような特徴をもつ大学のことをいいます。

  • 規模が小さい(学生数が3,000人未満)
  • 私立
  • 大学院レベルの研究よりも、大学生の「教育」に力点を置く
  • 幅広くさまざまな教養を身につけることを重視する
  • リーダーシップをはぐくむ
  • 都会の喧騒から離れた静かな環境にキャンパスをかまえる
  • 学生は基本的に寮生活を送る

 

これに対して、規模が大きく、大学院レベルの研究に力を入れている大学を、一般的にユニバーシティ(総合大学)といいます。アメリカの四年制大学は、大きく分けると、これらリベラルアーツ・カレッジと総合大学の2種類あるということになります。

リベラルアーツ・カレッジは全米に600校ほどあります。アメリカで最初にできた大学であるハーバード大学も、そもそもはリベラルアーツ・カレッジであったものが、だんだん規模を大きくして総合大学になりました。

リベラルアーツ・カレッジはアメリカの大学教育のルーツであり、いまでも大きな役割を担っているといえるわけです・・・ちょっとリベラルアーツの講釈が長くなりましたね。グリネル・カレッジのお話に戻りましょう。

 

大草原の宝石

グリネル・カレッジは1846年に創立された大学で、中西部きっての長い伝統を誇ります。

大学が位置する町グリネルは、「大草原の宝石」(The Jewel of the Prairie)というニックネームをもち、そのフレンドリーで温かい雰囲気と住み心地のよさに定評があります。人口9,000人ほどの小さな町ですが、そのうちの約1,600人がグリネル・カレッジの学生です。そのため、若々しい学生街のような活気があります。

アイオワ州といえば「トウモロコシの州」といわれるほど、農業が盛んです。土地の95%が農地だといわれています。グリネル・カレッジもまた、大草原に囲まれています。したがって学生のほとんどが寮生活を送っています。これは伝統的なリベラルアーツ・カレッジらしいところでもありますね。

 

グリネル・カレッジの魅力

コー・カレッジのキャンパス

アイオワ州は教育レベルの高い州で、とくに質の高い私立大学がいくつもあります。

コーネル・カレッジ(Cornell College)やワートバーグ・カレッジ(Wartburg College)、ドレイク大学(Drake University)、コー・カレッジ(Coe College)などがそうです。グリネル・カレッジは、その中でも群を抜いているといっていいでしょう。

学生たちはとても勉強熱心です。大学も、そんな学生たちの自主性を尊重しています。

カリキュラムの自由度が高いのも特長です。一般教養の必修は、Tutorialと呼ばれる「大学での学習方法を身につける」科目以外はありません。

小さなリベラルアーツ・カレッジらしく、先生とのコミュニケーションがとりやすく、キャンパス全体がアットホームでフレンドリーな雰囲気につつまれています。

1,600人の学生のうち、18%が留学生です。在学中に他国に留学する学生も多く、大学として国際化・多様化に熱心であることがよくうかがえます。

大平原に囲まれたキャンパスではありますが、週末のイベントが盛りだくさんであることは、「ぐりねりす」で書かれているとおりです。学生サークルの数も200以上あるようですよ!

 

ほかにもグリネル・カレッジの魅力はたくさんありますが、それらは「ぐりねりす」の皆さんがあますところなく語っています。この大学について、そしてアメリカの大学生活について詳しく知りたい方は、ぜひ「ぐりねりす」を訪ねてみてください。

 

グリネル・カレッジ在学中の留学生たちが運営するサイト

ぐりねりす

 

「ぐりねりす」の皆さんへ――。

このたびはステキなサイトをご紹介いただき、ありがとうございました。皆さん、それぞれにとても充実した留学生活を送っているようですね。勉強はたいへんだと思いますが、サイトの運営も応援しています! 当研究所のスタッフがグリネル・カレッジを訪れることもあるでしょうから、その際にはぜひお会いしましょう!

 

 


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