留学して気づいたこと。日米の大学、三つの大きな違い

こんにちは! ボストンオフィスのインターン、望月です。

前回の記事では、今学期の私の授業スケジュールをご紹介しましたが、今回は、アメリカの大学が日本の大学の大きく異なる三つの点についてお話ししたいと思います。

 

チャールズ川越しに見たボストン大学

(photo by Billy Hathorn/Wikimedia Commons)

 

アメリカの大学には「ゼミ」がない

日本の大学では「ゼミ」に入りますよね?

じつはアメリカの大学にはこのゼミというシステムがないんです。

1、2年生は必須の一般教養科目をとり、3、4年生は自分の専攻科目をとるというのが基本的な流れなのですが、入学から卒業までのカリキュラムを一人ひとりの学生が個別に組むのがアメリカの大学です。

ですので、ゼミを通して友達をつくるという機会はありません・・・!

ゼミのメンバー全体で何かをするというようなこともないので、友達をつくろうと思ったら、通常の授業の時に話しかけたりするしかないんです。

 

チャールズ川を挟んで対岸にあるマサチューセッツ工科大学(MIT)

(photo by Tjeerd Wiersma/Wikimedia Commons)

 

宿題は友達と一緒にするのがオススメ!

以前もお話ししましたが、アメリカの大学の授業は、宿題もたくさん出て、なかなかむずかしい問題が問われることも多々あります。

そんな時に助けになるのが友達!!

自分がむずかしいと感じている問題は、友達もむずかしいと思っていることが多いものです。友達と一緒にその問題に取り組めば、一人で不安になる必要もないし、協力して答えを導き出せることもあります。ですから、アメリカの大学では、友達をつくって一緒に勉強するのがおすすめです!

 

ボストン大学のボートハウス

 

アメリカの大学には卒論がない?

日本の大学と違う二つ目の点は、アメリカの大学には卒論がないということです。

そうです、ないんです卒業論文。

ただし、卒業するために論文を書くことが必須ではないというだけで、大学院進学を考えている人や、講義を受ける代わりに自分自身でリサーチやプロジェクトに取り組みたいという人は、Seminarという科目があるので、それに登録すれば論文を書くことになります。

このSeminarをとらない限り、4年生の学年末まで、普通に授業を受けて、卒業に必要な単位をとれば、大学を卒業できます。

とはいえ、大学や専攻によっては、卒論が必須になっている場合もまれにありますので、事前のチェックはしてくださいね。

 

ボストン大学に至近のリベラルアーツ、エマニュエル大学

 

アメリカの大学では4年生もしっかり単位をとります!

三つ目の、日米の大学の異なる点は、カリキュラムです。

アメリカの大学は、基本的に4年間を通じて、1学期に四つか五つの科目を履修すると卒業単位を満たせるカリキュラムになっています。

日本のように3年までにほぼ単位を取り終えて、4年目はあまり大学に行かないということはありません。

1学期に六つ以上の科目をとると勉強が大変になりますが、たとえば夏休みに開講されている科目(サマースクール)をとるなどして、必要な単位を速いペースでとってしまえば、3年とか3年半で卒業することもできます。

ただアメリカの学生は、夏休みにインターンシップなど学業以外の活動をしていることが多いので、やっぱり4年かけてコンスタントに科目をとっていくというケースがほとんどです。

 

日米の大学の相違点、挙げだしたらもっとたくさんあるかもしれませんが、以上の3点が、私がアメリカの大学で気づいた最も大きな違いです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!


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