留学基礎知識

必要な成績

アメリカの大学は入学がやさしい?

アメリカのそれぞれの州にたくさんの州立大学があります。それらは、"その州でよくできる人たちを入学させる大学"、"まずまずの人を入学させる大学"、"どんなにできない人でも入学させてくれる大学"、というように、いくつものレベルに分かれていまです。アメリカの大学は「入学がやさしい」といわれる所以(ゆえん)の一つです。

リベラルアーツ・カレッジをはじめとする私立大学では、面接や推薦状、エッセイやボランティア活動などを総合的に判断して合否を決めています。また、お父さんお母さんが卒業生で、寄付をたくさんしてくれるなら、その子女を優先的に入学させよう、とも考えます。

とくに私立の大学は、入学生のバラエティやバランスを大事にします。大学の授業ではディスカッションが盛んに行われますから、「上位何番まで」というような選抜をして同質な学生ばかりを入学させるのは好ましくないと考えるのです。できるだけいろいろなタイプの学生が欲しいということです。

成績やテストスコアも重要ですが、それだけでなく、ボランティアでリーダーシップを発揮したとか、バンドのライブ活動を通して全国を廻った、なんてことを経験していたりすると、大学は「おもしろい人材なので入学させよう」ということになるのです。

出願者の立場からすると、少しくらい高校の成績やTOEFL®テストのスコアが低くたって、推薦状やエッセイ、面接をとおして精一杯アピールすれば、入学のチャンスは与えられるということになります。こういう点から見ても、メリカの大学は「入学がやさしい」のです。

高校の成績

アメリカの大学が合否を決める際に最も重視するのが、高校の成績(High School Grades)です。

アメリカの大学は、大学レベルの勉強についていけるだけの学力・学習意欲があることを、入学生に期待します。

入学はチャンスを与えることに過ぎませんが、入学させたからにはできるだけ成功してもらいたいし、充実したハッピーな学生生活を送ってほしい、と大学は考えるのです。そのためには、それぞれの大学が求める大学卒業のための条件を満たせるだけの、学力や学習習慣が欠かせません。高校の成績がその目安となるのです。

アメリカの大学は、「真の学力はテストスコアだけでは測りきれない」と考えています。たしかにSAT*スコアやACT®スコア(留学生の場合はTOEFL®スコア)も大切ですが、そうしたテストについては、どこかテクニックとか、「テスト慣れ」みたいな要素がスコアに影響します。むしろ、つね日ごろの学習習慣や意欲とかいったものが本来の学力なのであって、それはやはり高校の成績表のほうに表れてくるのです。

日本人留学生の場合は高校3年間の成績が問われます。できれば5段階で3平均上は欲しいところです。もちろん、成績がよければそれにこしたことはありません。

三つの標準テスト

アメリカの大学には一斉の入学試験がありません。成績、エッセイ、推薦状などさまざまな要素を総合的に判断して合否が決まられます。ここに紹介するテストスコアも、合否にかかわるさまざまな要素の一つに過ぎません。

アメリカには日本のセンター試験にあたるテストはありませんが、大学進学を控えた高校生が受ける、全国統一のテストがあります。これは Standardized Test といって、全国統一ではあるものの、民間の企業・団体によってつくられています。

代表的なものが、以下の二つのテストです。

  • SAT*テスト:Scholastic Aptitude (Assessment) Test
  • ACT®テスト:American College Test

このほかに留学生が受ける Standardized Test として

  • TOEFL®テスト:Test of English as a Foreign Language

があります。

アメリカの大学の多くが、SAT* テスト か ACT®テスト いずれかのスコア提出を求めています。

留学生は必ず TOEFL ®テストを受けなければなりませんが、名門大学では SAT*テスト (まれにACT®テスト)の受験も課されます。

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