留学エージェントを決めるには
留学エージェントを利用するかどうか
最初の問題として、留学エージェントを使うかどうか、という点があります。
親御さんのご意見として、エージェントなど使わず、手続きくらい自分でできなくては、後々うまくいくはずがない、というのはよく聞く話です。では、日本で進学先を選ぶとき、何も情報がない状態から、自分ですべて選んだでしょうか。
教育制度について理解できていて、たいていの進学先の名前くらいは知っていて、その進学先に何かがあれば報道で知ることもでき、偏差値をはじめとする情報も入手でき、調べれば日本語で情報が入手でき、学校では進路相談がある。テストによる一斉試験という日本の入学試験の特色から言えば、試験対策を主として、進学先の決定から入試の日の付き添いまでする進学塾は、日本版のエージェントと言えます。
このように豊富な情報から進学先が選べる状態と、海外への進学を比べれば、海外への進学が不利なことは当然です。事前の勘違いで後悔しないことを重視するなら、留学エージェントを利用する価値はあるでしょう。
留学エージェントを決める前に
自分のやりたい留学を決めましょう
ひとくちに留学といっても、内容はさまざまです。
最近では、1〜2週間の滞在でフラワーアレンジメントや料理などを習う事を「プチ留学」などと呼ぶようですし、そこまで短くはない期間の「短期留学」もあります。高校生の留学手段として一般的な「交換留学」、高校や大学に入らずに語学学校に入る「語学留学」など、現在では幅広い「留学」があります。学問とは直接関係ない「ワーキングホリデー」や、夏の間だけ開催される「サマースクール」を留学として斡旋する留学エージェントもあります。
高校や大学、大学院に入学し、授業を受け、卒業して学位を取ることを目指すことを「正規留学」と呼ぶことがあります。しかし、現在ではあまりにも定義が広がったため、正規留学などという言葉ができてしまいました。
正規留学だけが留学ではありません。学位が取得できなくても、期間が短くても、本人の人生に役立ったり、心から楽しめる体験ができれば、それでいいのです。問題なのは、留学する側が誤解していたり、留学エージェントが、その誤解を利用しようとすることです。
現在の数多い「留学」の中で、一番難しいのが正規留学です。正規留学をするときは、特に留学エージェントの選び方に注意しましょう。
留学先を決めましょう
日本から一番多いのは北米、特に米国留学です。
そのほかにもイギリス、フランスなどのヨーロッパ方面、オーストラリアやニュージーランドなどのオセアニア、また最近では中国や韓国を目指す方もいらっしゃるようです。
正規留学をするときは、特に留学先は重要です。
正規留学で学位を取るということは、その国の教育制度に参加して資格を取ることです。そのため、正規留学をするときは、その国の教育制度をよく理解する必要があります。たとえば、米国の教育制度とイギリスの教育制度は全く違います。もちろん、日本とも違います。国によって大学や大学院の社会的な位置づけや役割が違うからです。正規留学をするときは、各国の教育制度にくわしい留学エージェントを選ぶべきでしょう。
情報を集めましょう
条件をある程度決めたら、情報収集をしましょう
お金を払って留学エージェントを利用するのに、自分でも情報を集めるの? と思うかもしれません。でも、たとえば海外旅行をするときに、旅行先の情報を調べずに、いきなりエージェントである旅行代理店に飛び込むのは無理があります。ところが、留学エージェントに来るなり、おたくはどこの学校に入れてくれるんですか、という質問から始まる方がいらっしゃいます。旅行のたとえで言えば、旅行先まで代理店に決めてくれ、というようなものです。
まずは自分の希望をある程度まで決め、わずらわしい留学手続きを代行したり、特殊な知識・最新の情報などを知るために留学エージェントを利用するのが賢いやりかたです。

