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英語ができないからとあきらめない
日本の英語学習
語学というものは本来、体で覚えるものです。私たちは、あるとき気がついたら日本語を話しはじめます。たとえば小学校では、1+1=2とか3×6=18とかいったことを指す算数という「意味」と同時に算数という「言葉」を覚えていったように、意味と言葉を自然に身につけてきたのです。それが、英語を習うときは、算数⇒Mathematicsとだけ覚えるようになります。これは、言葉を頭で覚えるという学習です。
集中力と記憶力と自己管理能力のすぐれている人は、こういう頭で覚えるという学習は得意です。中学・高校で習った英語もキチンと頭の中に入っていて整理されているので、TOEFLだろうが英検だろうが、TOEICだろうが必ず高得点をとります。TOEFLと英検は違う、というわけではありません。On the tableをTOEFLと英検で違う言い方をするはずがないのですから当り前のことです。
人の能力は十人十色
人間にはいろいろな能力がありますが、必ずしもすべての人が、同じ能力に恵まれているとは限りません。人を思いやる能力や、芸術的センス、カリスマ性、責任感の強さ、商売のカンなど、じつにさまざまです。
日本で、いわゆるよくできる人というのは、前述の集中力・記憶力・自己管理能力がすぐれている人を指すことが多いのですが、そういった人が必ずしも責任感が強かったりリーダーシップがあったりするわけではありませんので、よくできるというだけで、間違えて人の上に立つと、組織がメチャクチャになってしまいます。
中学・高校のおさらいで最低限の英語力は何とかなる
さて、集中力・記憶力・自己管理能力のない人が英語の勉強をするとどうなるかというと、中学校の3学期に習った英語は、そのときは覚えていたのですが、終わったら忘れてしまい、高校1年の1学期に習ったことは、そのときは覚えていても、やはり期末テストが終わったら忘れてしまうという繰り返しで、バケツにたとえるならば、あちこちに穴がいっぱいあいているという状態になっています。したがっていくらTOEFLの勉強をしても、次から次へ漏れてしまうというわけです。
こういう人は、何しろ一度やったことを忘れているのですから、もう一度、中2・中3・高1の教科書のおさらいをすることです。そうすれば、最低限の英語力は何とかなります。
留学生の英語習得法
語学はやはり、頭でなくて体で覚えるものです。メキシコの貧しい人たちがカリフォルニアに不法入国して農場の仕事をもらい、そこでのコミュニケーションから英語を覚えていきますが、それが体で覚えるというやりかたです。
幸い日本人は日常の最低限の英語力くらいはもっています。思い切って、アメリカの大学に入学させてもらい、アメリカ人と一緒に住み、同じものを食べ、アメリカ人と一緒に音楽やアートやスポーツのクラスをとり、英語力不足のためメチャクチャ恥をかいて、これ以上恥をかきたくないというくらいに恥をかき、断崖絶壁に立たされお尻に火がついたような状況に自分を追い込む――これが、日本人留学生が体で英語を覚えるということです。
英語をものにするには、やはりどこかで思い切って火の中に飛び込み、体でやらなければ、なかなかモノになりません。
英語力より学力で勝負
たしかに英語力は大切ですが、アメリカの大学は「英語力」を試すのではなく、「学力」を試すところです。中学3年生程度の英語力でも、美術や数学の先生は作品や方程式への理解力に対して点数をつけるので、英語力に点数をつけるわけではありません。
また、アメリカは予習中心の勉強です。「大学カタログ」を読めば何を勉強するかわかります。日本であらかじめ勉強していけば、それほど困らないのです。経済学や歴史、心理学などでは、その方面の知識や専門用語の意味を日本語で知っておけば非常に勉強が楽になります。アメリカの大学でどういった学力や知識が必要であるかを考えつつ、日本でその準備をすることができるのです。
独自の教材で英語力アップ
また「英語力」も準備ができます。出願までの間に中学2年生から、できれば高校1年生までの英語の教科書を何度も暗記するのです。これは英語学校に行くよりも効果的です。こうすれば半年間でアメリカの日常会話ができる最低限の英語力はつきます。ここまでやればTOEFLで133(450)点くらいは取れるでしょう。この点数でしたら、交渉次第では大学留学の可能性が大いにあります。
また「アメリカ進学プログラム」では、各自の英語のレベルに応じた独自の教材を用いて、アメリカ留学に必要な英語力向上をはかります。
英語力、学力、生活能力は個人によってすべて違います。英語力がすぐれていても学力が低いと苦しく、また学力や英語力がすぐれていても、アメリカ生活をしたことのない人は、当然生活能力は低く、突然ディスカッション形式の授業を受けたり、アメリカ人にどんどん話しかけたりするような状況に上手に対応するのは難しいものです。
大切なのは身心ともにタフであること
留学する一人ひとりの能力は異なり、条件も違います。栄 陽子留学研究所では、個人個人の能力や条件を分析し、それに応じて学校選びや留学生活の準備を進めていきます。
また小規模な大学は、クラスも少人数であり、チューターと言われる家庭教師の制度もあり、また、アメリカ人のとる英語のかわりに外国人のための補助の英語のクラスがあったりしますから、大規模大学の200人の階段教室よりは、ついていける可能性が高いのです。
心配はいりません。飛び込む勇気こそ大切で、何よりも留学するのに最も欠かせないのは、身心ともにタフであることなのです。
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