|
|
 |
 |
 |
 |
| 山田さん(仮名)夫妻の初めてのカウンセリングは11月の初めでした。役所からの派遣で夫が大学院留学を命ぜられ、いい機会だと奥さんも一緒に私費で留学したいとのこと。しかし、最初に訪れた留学エージェントから、夫はニューヨーク大学、奥さんはニューヨークのコミュニティ・カレッジに行ったらいいと、実に簡単なアドバイスをされ、同じ大学を卒業し、奥さんもかなりの間企業に勤めていたのに、なぜ?と疑問を抱き、先輩の紹介で栄 陽子留学研究所にやってきたとのこと。 |
 |
 |
 |
ご主人は専攻を国際関係にしたいということでしたが、なにしろ時間がありません。レベルの高い大学院は1月や2月1日には締め切ってしまうのです。 最初のカウンセリングでは奥さんもコミュニティ・カレッジではなく、四年制大学か大学院へ行くべきとアドバイス。2回目のカウンセリングで夫の留学のチャンスを妻が最大限に生かせる方法について議論し、その結果、教育全般を勉強するような比較的カリキュラムを柔軟に組める専攻を大学院で勉強したいという結論に。 |
 |
 |
 |
3回目のカウンセリングで夫妻は「大学院進学プログラム」への申込を済ませました。奥さんは夫と一緒に生活できることが第一条件であり、かなりむずかしい大学院選択になります。 しかし、とにかく夫婦そろって早速プログラムを始めます。まずはお二人の学力や英語力、性格などのプロファイリング。大学の成績として、夫のGPAは3.6、奥さんはGPA3.4(履修した科目すべてが「優」の成績の場合は4.0になります)。この成績なら平均以上なので二人ともアメリカの大学院に留学するのに不足のない成績。ただ、今からの準備では非常に遅く、いわば非常態勢。 |
 |
 |
 |
ご主人の希望をから早速20校ほど選んで、大学院カタログでカリキュラムの詳細を読み込みます。もちろん、その読み方のポイントや詳細を指導。 11月中旬。翌年の9月入学に間に合わせるように、今後のスケジュールを確認、および必要書類を手配します。ご夫妻とも忙しい毎日をぬって研究所に通い、独自の教材を用いながら各大学院のEカタログでカリキュラムを調べます。 11月下旬には大学院に提出するエッセーに関しての相談をスタート。この時期は、お二人ともかなり頻繁にエッセーの内容を検討します。どちらもしっかりとした考えの持ち主で、内容の濃いものになりそう。 |
 |
 |
 |
2月上旬には出願校の決定に入ります。ご主人は国際関係のインターシップがある大学院を選び、奥さんは、夫の大学院と重なるように絞っていきます。当研究所で受けた模擬試験のTOEFLがご主人は220(560)点、奥さんが190(520)点。何しろ時間がないので、それを参考に出願校を絞ります。ご主人は大学院の出願を9校に絞ります。その中には明らかに合格できないような大学院もありますが、理由は職場でのメンツにあるようです。奥さんは5校に絞ります。お二人がそれぞれどの大学院へ入っても一緒に暮らせるようになります。
当研究所では、ご主人の大学は以下のように心積もりをしておきます。 第1志望大学:Tufts University: M.A. in Law and Diplomacy 第2志望大学:Columbia University: Master of International Affairs 第3志望大学:Johns Hopkins University: M.A. in International Relations 第4志望大学:Georgetown University: M.S. in Foreign Service 第5志望大学:The George Washington University: M.A. in International Affairs 第6志望大学:New York University: Master of Public Administration 第7志望大学:Boston University: M.A. in International Relations 第8志望大学:Syracuse University: M.A. in International Relations 第9志望大学:American University: M.A. in International Politics
奥さんは以下のようになります。 第1志望大学:New York University: M.A. Program, Gallatin School of Individualized Study 第2志望大学:The George Washington University: M.A. Program in International Education 第3志望大学:American University: M.A. in Education-Specialized Studies 第4志望大学:Boston University: Ed.M. in International Educational Development 第5志望大学:Syracuse University: M.S. in Cultural Foundations of Education |
 |
 |
 |
12月の中旬には志望校を選択した後、11月に書いたエッセーをベースに、各大学院のプログラム内容がいかに自分が勉強しようとする目的に合致しているかを明確に述べ、最終的な仕上げをします。この時期にお二人にGREを受けてもらいます。 夫の方は12月中に願書を作成しておき、1月上旬に出願を予定することになります。フォーマットの異なる各大学院の願書をそれぞれ作成するので、その数は膨大に。そのうえに、この進行と同時に、奥さんの関係書類を作成していかなければなりません。それらの書類づくりをパーフェクトにこなすのもカウンセラーの腕の見せどころです。 |
 |
 |
 |
お正月明けすぐに願書作成を完了。夫はさすがに9校もの願書なのでかなりハード。この頃1回目のオフィシャルのTOEFLの結果が出てきます。ご主人が237(580)点、奥さんが207(540)点。模擬試験よりちょうど20点ずつ上がります。平行してお二人の願書をチェック。一つひとつに本人からのカバーレターをつけます。 1月下旬。GREの結果が出ます。GREとはビジネススクールや、ロースクールなどのプロフェッショナルスクール以外の大学院に課される能力を問うテスト。ご主人のスコアは英語350点、数学780点、分析作文4.0。一方、奥さんは英語300点、数学700点、分析作文は3.5点でした。さっそくスコアを各大学院に送ります。 念のためTOEFLとGREは出願後も3月まで受験してもらうことに。点数が上がれば、再度大学へ送って、さらに合格の可能性を高めるのです。2月中旬に2回目のオフィシャルのTOEFLの結果が届き、ご主人が250(600)点。奥さんは220(560)。また二人そろって20点ずつ上がったスコアを各大学院へ送付します。 |
 |
 |
 |
お二人の忙しい日々の合間をぬって、お金の管理、車の免許について、アパートの借り方など、夫妻の生活パターンにそってアメリカの生活そのものについて説明。 各大学院には、お二人の合格をサポートするための電話を入れます。ご主人のほうは、この人物が政府からの派遣であり、すでに選抜されていて、その能力や将来性は保証されていることをアピールします。奥さんのほうも何ごとにも積極的で、頑張りのきく人物であることを強調しておきます。これも入学への交渉の一つです。 |
 |
 |
 |
| 4月初旬。奥さんにNew York Universityからの合格の知らせが入りました。奥さんは大喜び。ご主人の結果も出始めます。第6志望であり奥さんの受かったNew York Universityからの不合格の通知がきます。専攻が違うので、起こり得ることですが、これはちょっと予想外の結果であり、ご主人は少し不安そう。不合格の具体的な理由をNew York Universityに確認すると、出願者が多く、また他の国からの留学生の出願者も政府派遣ですべての条件が彼より上回っている人がたくさんいるという、出された結果に納得せざるを得ない回答です。 |
 |
 |
 |
4月中旬。ご主人に第2志望のColumbia Universityから合格通知が届きます。希望通りインターンシップがある大学院です。ご主人はうれしさをかくしきれません。奥さんはNew York Universityに行くことを決めています。早速、入学準備のために当研究所のオリエンテーションに参加。まもなく、ご主人の第一志望Tufts Universityより不合格通知が届き、最終的にColumbia Universityに行くことを決定します。Deposit(予約金)を送り、入学校が決まり、夫婦それぞれの入学大学院のホームページを調べて、どんな必修科目があるのかを確認。また個々の科目のシラバスもできるだけチェックします。その上で日本で予習をするようアドバイス。 7月上旬からの「留学サクセス講座in US」にもご夫婦ともども参加することを決めます。 5月下旬。ビザに必要な書類を入手。大学からI-20の書類も届きます。お二人でニューヨークでのアパートの見つけ方や注意事項を細かくお話しします。また、勉強面では、ペーパーの書き方の注意事項や、参考文献などの紹介をし、渡米までできるだけの準備ができるようアドバイス。 6月上旬。6月中旬に無事お二人のビザが発給。7月上旬にはサクセス講座に参加するために渡米。そして9月に授業が開始されました。 |
|