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高卒で留学し、奨学金ももらって勉強するとても優秀な例 父親の反対があって、それをクリアするのも大変
アメリカの大学に行くなら一流大学へ行けというのは無茶な話です
佐藤さん(仮名)がカウンセリングに来たのは高3の梅雨のころのこと。アメリカの大学の厳しさに身を置き、自分を見つけたい。そんなことを考えていた彼女に父親は猛反対。日本の大学を受験しないのは「逃げ」であり、もしアメリカの大学に行きたいのなら一流大学にちゃんと自分で手続きして入学できなければ意味がないというのです。
ご両親を含めたカウンセリングを重ね、アメリカ留学の本質を理解してもらう
カウンセリングに現れたお父さんは「おたくはいったいどこの大学に入れてくれるんですか」と切り口上。こちらはどこかの大学と提携して入学させるところとは違うという話から始まって、アメリカの大学は入学がやさしく卒業がむずかしいということ、大きな総合大学ではなかなかやっていけないことなどを説明し、親子でもう一度よく検討されるといいということで、カウンセリングを終えました。
最初のTOEFLの点数に本人はショック
数日後に、彼女から「アメリカ大学進学プログラム」への申込が。勉強が得意で好奇心も強く、英語力もかなり強そうで、出願時にはハイスコアが期待できます。夏休みの宿題として「大学カタログの読み方」を用いながら、カタログを読むことを課し、英語の教科書の暗記をするように指示。これは英語力を伸ばす一番いい方法です。
さて最初のTOEFLの模擬試験結果は207(540)点。かなりいい点数なのですが、本人はショックを受けている様子。TOEFLの勉強方法のアドバイスをし、セクション別のスコアアップ教材を渡します。この時期、TOEFLのテクニックを覚えると、成績はさらに上がります。
いよいよ本格的な留学準備が始まります
同じ時期に大学に出すエッセーを宿題として書いてもらいます。このエッセーでしっかり自己アピールをし、いかに出願大学にとって魅力ある出願者であるかということを表現しなければなりません。カウンセラーとの一問一答で、彼女の魅力を掘り下げていきます。このエッセー指導のために彼女は何度も研究所を訪れることになります。
またお母さんに来ていただき、留学に関する保護者へのカウンセリングをしていきます。授業料や生活費、アメリカの教育内容を説明しますと、不安が減少し、以前にまして積極的になっています。
セミナーに参加し、ちょっと安心
8月中旬には本人の希望から、心理学専攻を有する大学のリストを作成。大学カタログを何冊か渡します。この頃、わからないことが多すぎるようで、少し混乱している様子。
下旬には、3日間の「留学準備セミナー」に参加してもらいます。カタログの読み方の徹底指導を受け、カリキュラムの見方や単位制・成績のシステムを学びます。また、卒業までの一連の学業生活をシミュレーションしました。同じ留学を目的とする人たちと会い、またその人たちと比べて自分の英語力が高いことを知って、少し安心したようでした。
カレッジサバイバルの指導も欠かせません
9月に入ってすぐのTOEFLの模擬試験では213(550)点。このころになると、父親の態度がやわらいできたようです。図書館の利用の仕方やルームメイトからノートを借りる方法、先生への質問の仕方など、カレッジサバイバルの説明を本人は真剣ながら楽しそうに聞いています。出願にはまだ間がありますが、卒業するためにはしっかり勉強しなければならないという心構えは肝心。「卒業をめざした指導」には、このほか教科書の読み方や宿題の取り組み方、ペーパー(論文)やテスト対策などが含まれます。
志望大学のピックアップとリサーチ(1回目)。カタログやWEBサイトを見て、現時点で気に入った大学を選んでもらいます。また、名門校では受験を要求するところが多いSATという試験を受けます。数学は満点に近い結果。英語はTOEFLの点数を評価されますから、この結果は上々。
学校の先生に依頼する推薦状も重要。多角的かつ具体的に彼女の能力や魅力が書かれているのが望ましいので、お願いする際には、自分のほうから材料を提供するなどして、ポイントを踏まえた依頼をしなければなりません。こうした指導も行います。
奨学金付きの留学をすすめる
ところで、アメリカの名門校であるWesleyan Universityには、優秀な学生を選抜し、奨学金を与えて留学させるプログラムがあります。
カウンセラーは彼女にこの大学をすすめてみました。このWesleyan Universityなど名門校の願書の締切はだいたい1月1日です。彼女はこの時点で後二通もエッセーを書かなければなりません。締切の早い大学を受験するため、早めに書類をそろえます。ぎりぎりのところで願書をWesleyan Universityに提出。もしこの願書が通れば面接になります。
志望校を決めて、いよいよ出願
2学期も末になり、学校の成績は優秀、TOEFLも243(590)まで上がり、自信がついてきたのか、本人の焦りがなくなり、さらに意欲が出てきたようです。そこで、次のように願書を出す大学を決めます。いずれも全米的に名の知れた名門のリベラルアーツ・カレッジです。

第1志望:Wesleyan University
第2志望:Haverford College
第3志望:Oberlin College

そろってきた願書に必要な書類を最終的にチェックします。それらを早速Haverford CollegeとOberlin Collegeへも提出。このとき1月末に受けるOfficialのTOFELの結果を待ってくれるように大学に交渉します。個人ではこのような交渉はとてもむずかしいことです。この時期にプレオリエンテーションへ参加。出願後の心構えやすべきことを確認します。
Wesleyan Universityの書類審査に合格
2月の初旬にWesleyan Universityから書類上合格した旨の連絡。次は、2月下旬の面接になります。何度となく面接を練習(英会話や良い印象の与え方など)。当日、あとは彼女次第です。ひどく緊張していましたが、面接後、戻ってきた彼女は「言いたいことは言えて、ジョークまで言えた」と顔を紅潮させていました。
まだ結果が出る前に、Wesleyan University主催のレセプションにいやいや足を運んだお父さんでしたが、とても立派なレセプションを目の当たりにして、すっかりWesleyan Universityを気に入られたようでした。
3月1日に彼女が合格したという連絡が入りました。これは本当に快挙です。この知らせに、お父さんもすなおに喜んでくださったとか。
この後、少々気がゆるみがちだったため、英語以外の次の課題を与えることにします。一般教養、専攻科目の勉強を日本語で始めてもらいます。毎日、英語で日記を書くことや、高校レベルの英語のおさらいも課題に。3月、高校を卒業、4月上旬になって第2志望大学、第3志望大学も見事合格。
Wesleyan Universityの先輩から留学情報を得る。そして晴れて奨学金で入学!
4月に入ってすぐ、保護者同伴の渡米直前オリエンテーションです。渡米に必要な書類、ビザ、パスポート取得の説明。大学生活の説明と注意。「留学サクセス講座in US」の紹介などをします。
またアメリカの大学の授業についていくための教材「はじめの一歩」というシリーズを用いたセミナーに参加してもらいます。アメリカの歴史や数学、心理学や社会学の基礎知識が読みやすい英語で書かれています。これを読んでおくことはとても有効ですし、科目ごとにテストが付いていますから、苦手なところを今のうちに補えます。
Wesleyan Universityの在学生から聞いた同大学の情報や生活を本人に知らせます。本人からも直接在学生にEメールを送れるように取り計らいます。
5月中旬にビザの取得に必要なI-20などの書類が届く。ビザ申請の準備、書類作成のアドバイスをします。6月の初旬にビザの申請。ビザの取得。
7月初旬に「留学サクセス講座in US」に参加するために渡米。Wesleyan Universityから届くさまざまなインフォメーションは、ただちに「留学サクセス講座in US」に転送するなど、細かいフォローアップ。8月中旬に、ボストンオフィスによる入学直前オリエンテーションを最後に、「留学サクセス講座in US」が終わる。このオリエンテーションでは、大学生活での注意、科目登録の注意など、再確認とトラブルの対処方法などを教えます。9月初旬。さあ大学生活本番です。
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